出版社内容情報
「貧しさと障害に打ちかった世界の科学者」として知られる野口英世．幼なじみ，恩師との出会い，初恋，徒手空拳での渡米，発見王… その栄光と挫折の軌跡を見守り続けた人々とのドラマを軸に，人間・野口の強烈な個性を描ききる．
内容説明
「貧しさと身体的障害に打ちかった世界の細菌学者」として知られる野口英世。その実像は、死の直後から流布した偉人伝のかげに隠され、よく知られてはいない。猪苗代の幼なじみ、恩師との出会い、初恋、徒手空拳での渡米…その栄光と挫折の軌跡を見守りつづけた人々とのドラマを軸に、人間・野口英世の強烈な個性を描き切る。
目次
１ 母と子
２ 清ぼっこの健闘
３ ギヤマン学校
４ 独学の書生
５ 世界への助走
６ 徒手空拳の渡米
７ 細菌の狩人
８ 饗宴の旅
９ 黄熱の嵐のなかで
１０ 黄金海岸の落日
著者等紹介
井出孫六［イデマゴロク］
１９３１年長野県南佐久に生まれる。１９５５年東京大学文学部仏文科卒業。都内の中学・高校で教鞭をとったのち、出版社勤務をへて著述業に専念、小説・ルポルタージュの分野で活躍する。「アトラス伝説」で第七二回直木賞受賞。著書に『終わりなき旅―「中国残留孤児」の歴史と現在』（大仏次郎賞）など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姫ママ=^・ω・^=
2
娘読了本 読書感想文用
のん＠絵本童話専門
0
ものすごい偉人というイメージしかなくって、その意外な人物像に驚いた。貧乏で苦労し、幼い頃の火傷で左手に障害があった。実は金遣いが荒くて放蕩者だった。使っていた機器の技術力の限界もあり、発表した説やワクチンがいくつも反論で覆る。自分の開発したワクチンを打ったはずなのに、研究対象だった黄熱病にかかって志半ばで死去。正直に言ってしまうと、あれ？すごい業績あったかな？という疑問も…。この本は大人でちょうど良いくらい、中学生には少し読みにくいかも。2024/07/02
