出版社内容情報
今に生きる古代文字・漢字.その長い歩みのなかの興味深い逸話から漢字文化の面白さを語り,基本漢字の驚くべき字源を紹介.でも古い話ばかりではありません.携帯メールの流行と漢字との深い関係なんて考えたことありますか?
内容説明
世界でもっとも長い歴史をもつ文字・漢字。この今に生きる古代文字の三千年に及ぶ歩みのなかから、興味深いエピソードを紹介し、漢字文化の面白さを語ります。基本漢字の驚くべき字源も解説。でも古い話ばかりではありません。携帯メールの流行と漢字との深いつながり…なんて、考えたことありますか。
目次
序章 世界の文字のなかの漢字(ことばと文字;時間と空間を超える文字 ほか)
第1章 漢字はこうして生まれた(漢字の誕生をめぐって;漢字の先祖・甲骨文字 ほか)
第2章 日本に漢字がやってきた(漢字文化圏;古代日本の文字世界 ほか)
第3章 漢字の作り方(漢字のしくみ;漢字の成り立ち ほか)
第4章 漢字の現在と未来(漢字の危機のなかで;コンピュータと漢字文化)
著者等紹介
阿辻哲次[アツジテツジ]
1951年、大阪市に生まれる。京都大学文学部卒業、同大学大学院博士課程修了。現在、京都大学総合人間学部教授。専門は漢字を中心とした中国文字文化史
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えふのらん
3
装飾でしかない、という小言を呟いている割に文字(表意)の発展の過程は装飾と似ているし、六書の漢字の分析も図像学に似た方法をとっている。物を象り文字に起こす(表象)、抽象を起こす(指事)、表象を組み合わせる(会意)、読み方を組み合わせる(形声)、形に表れていない意味を組み合わせる(仮借)、西洋ではこれらが装飾として用いられていることを考えると人間と表現の交わりというのは洋の東西を問わないのではないか、とか思った。2025/12/28
ten304
3
たった一つの文字から古代人の生活が見えてくるのが、謎解きをしているようで面白い。近年の漢字の歩みについても知らないことが多く、新鮮でした。漢字かな混じり文が今日当たり前のようにデジタル機器で使われるようになるまでの過程に、色々なことがあったんですね。この本をきっかけに、漢字関係の本をもっと読んでみたい。2016/03/06
あさって
2
表意文字として唯一世界中に多くの話者や読者がいる漢字。その歴史と将来を考察しています。2014/01/25
naoto
2
漢字ナンクロマニアなくらい漢字好きなので、一気に読んでしまった。たかだか"字"なんだけど、それでこれだけ話が膨らむのが漢字の楽しいところ。20〜30くらいの文字体系じゃあ、こうは行くまい。漢字をもっと知りたいので中国語でもやろうかな?2013/02/11
秋の月
1
同著者の他の著作に比して、内容についてはかぶる部分が多いですが文章表現が易しめな印象を受けました。漢字の諸々についてよい復習になりつつ、気軽に読むことができました。漢字関係の本を初めて読む場合には打って付けかもしれません。2019/10/18




