出版社内容情報
20世紀に私たちの生活を限りなく快適にしたかに見えた科学の発展も,いまや地球温暖化・環境ホルモン・度重なる原発事故など,深刻な問題に直面しています.「科学」の功罪両面をやさしく解説,「理科総合」の学習に最適な1冊です.
内容説明
20世紀に私たちの生活を限りなく豊かにしたかに見えた科学の発展も、いまや地球温暖化・環境ホルモン・度重なる原発事故など、地球の生態系全体にかかわる深刻な問題を生み出しています。本書では古代以来の科学の歴史と今日の問題をやさしく解説。新しい「理科総合」と「科学史」の副読本としても最適の一冊です。
目次
1 科学の歴史(物質の最小単位を求めて;生命とは何か;宇宙をどう見るか;効率と能率)
2 わたしたちと最先端の科学(電波とは何だろうか;量子力学の舞台;ピー・ピー・エムの世界;生命のつながり)
3 「環境の時代」の中で(原子力発電と放射能のゴミ;動く大地;地球温暖化と異常気象;環境ホルモン―外因性内分泌攪乱化学物質)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naoto
2
前半は面白い話、後半は怖い話。原発とか環境破壊とかあるけど、じゃあ生活レベル落とせるのか?というと、どうなんだろう。ジョルダーノ・ブルーノの最後の言葉がカッコいい。2012/08/04
ヒコ。
2
対象年齢付きお勧め本の紹介がgood2012/07/20
未来来
2
科学の各分野から少しずつ話題を拾った一冊。化学、物理、生物、地学の各分野から代表的な事例や身近なものが取り上げられており、各話が独立しているので興味のあるものだけを拾う事も出来ます。ジュニア新書という事もあり、理科をそれ程勉強した事が無い人でも楽しめる難易度でした。《蔵書》2009/08/05
オランジーナ@
1
2001年の本なので少し古いですね。内容は浅かったです2014/12/12
のぶさん
1
もともとは子供の高校入学前の宿題。理科のいろいろな分野を科学史的に解説。ジュニア向けなのでわかりやすく書いてあって、いま読んでも知識の整理になる。後のほうは、地震、原発、環境ホルモンなどが話題になっていて、10年前に出た本だが、いまのこの状況への警鐘になっている。後知恵でないだけに説得力がある。科学に興味がない人に読んで欲しい。2011/06/10
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