出版社内容情報
推古天皇の下で聖徳太子が十七条の憲法を制定した飛鳥時代から,遣唐使や鑑真などの活躍を経て,「あをによし奈良の都」に大陸の最先端の文明が燦然と花を咲かせた天平時代の栄光まで,律令国家成立の波瀾の二百年を活写する.
内容説明
推古天皇が小野妹子らを正式に遣隋使として送ったのが西暦六〇七年。以後、激動する東アジア状勢の下、わが国は懸命に大陸の先進文明の摂取に努め、多くの困難を乗り越えて独自の律令国家を築きあげた。仏教弘布、律令制定、東大寺大仏開眼から平安京遷都まで、動乱の二百年を活写する「日本の歴史」シリーズ第2巻。
目次
第1章 東アジア世界と推古朝の改革
第2章 大化改新と白村江の敗戦
第3章 壬申の乱と律令国家の成立
第4章 奈良の都と大仏開眼
第5章 天平びとのさまざまな人生
第6章 揺れ動く王権の正統性
著者等紹介
吉田孝[ヨシダタカシ]
1933年愛知県生まれ。1958年東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院国史学専攻修士課程修了。山梨大学教授を経て、現在、青山学院大学文学部教授。専門は日本古代史
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