出版社内容情報
クローン問題を考えるための生物学的知識をやさしく説明し,技術の応用の可能性,倫理的側面にもふれる,現代人必読の書.自然界でのあっと驚くクローンづくり,「性」がもつ意味など,生命現象の神秘を探求する楽しさもいっぱい!
内容説明
「クローン人間」が可能になる日は近い。クローンを理解するための基礎知識をわかりやすく解説し、「ドリー」を生んだその技術の応用可能性、倫理的側面にもふれる現代人必読の書。自然界でのあっと驚くクローンづくり、生物にとって「性」や「死」がもつ意味など、生命現象の神秘を探求する楽しさもいっぱい。
目次
第1章 “クローン生物学”の背景
第2章 細胞とそのコピーづくり
第3章 自然界でのクローンづくり
第4章 ホヤでのクローンづくり
第5章 群体―クローン個体の集まり
第6章 クローンの世界から生命の秘密をのぞく
第7章 クローンを超えて―性がもつ意味
第8章 クローン動物への道
第9章 クローン動物の作成
第10章 “クローン人間”を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かしぱん
1
高校の生物学で習うことが多々でてきますね。ホヤを例に挙げて無性生殖のクローンづくり、群体の成り立ちなどを説明した後に本題?のクローン動物やクローン人間の話に入りますね。クローンに対しての著者の意見もありましたが、クローンの成り立ちなどが主な話でした。ジュニア新書なので読みやすかったです 2011/04/22
静
0
技術が進歩して、できるかどうかが解決すれば、してもよいかという倫理問題が発生する。最近クローンの話題を聞かないが、クローン技術で拒否反応のない患者自身の細胞を培養できるなどの利点が考えられるならば、議論はされてもいいのではないか。議論の現在が知りたくなった。この本の初版は1999年である。2011/05/08
くろず
0
今まで人の手が入らずに自然に行ってたことを、人がスポイトやピンセットでいじくる 私はこのような世界は求めない2020/10/01