出版社内容情報
一九四五年の敗戦にはじまった戦後は,平和憲法と再軍備という大きな矛盾をかかえて進む.GHQ,一億総ざんげ,東京五輪,ミニスカート,公害国会,しらけ,新人類,バブル崩壊.こうした政治・経済・社会のキーワードからその年が,その積み重なりから時代の流れがくっきりと浮び上がる.二百余項目でたどる戦後史.
内容説明
1945年の敗戦にはじまった戦後は、平和憲法と再軍備という大きな矛盾をかかえて進む。GHQ、一億総ざんげ、東京オリンピック、ミニスカート、公害国会、しらけ、新人類、バブル崩壊。こうした政治・経済・社会のキーワード二百余からその年が、またその積み重なりから時代の流れがくっきりと浮かび上がる。
目次
1 敗戦と復興―地上滑走の時代(1945―1954)
2 高度成長―離陸から水平飛行へ(1955―1969)
3スモッグ―乱気流の時代(1970―1984)
4 経済大国の光と影―終末と崩壊の時代(1985―1994)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あや
2
「太陽族」など名前は暗記しているけど意味や由来がピンと来ていないものを少し知ることができた。94年の本で昭和ひと桁生まれの方が著しているので古い描写もあるが、著者が実際に目にした感想も交えられているのでこれはこれで。政治経済と戦後史にあまりに疎いので、中高生向けの本から読んだ方がいいかもとジュニア新書を手に取った。古いジュニア新書は、高齢の専門家が若い世代の価値観や理解力を考えず独りよがりに難しく語るイメージがややあるし、この本も多少そんな感じだったが…新しい本は違うのかな…。2021/11/18
Takao
2
1994年12月20日発行(初版)。以前斜め読みしたことはあるような気がするが通読したのは初めて。1945年から1994年までの50年間をそれぞれ4〜5のキーワードで語っている。後半の1970年代以降は、記憶にある言葉も多く、懐かしく読んだ。ただ、「戦後史」と冠するには「歴史観」が必要だと思うが、一貫したものが感じられなかった。2017/09/20