出版社内容情報
聖書はキリスト教の教典にとどまらず,ヨーロッパ文化に深い影を落とす人類の古典です.旧約・新約聖書のなかからノアの箱舟,モーセの十戒,ソロモンの栄華,山上の説教,ゴルゴダの丘など重要な人名,地名,用語を豊富にとりあげてやさしく解説し,聖書に取材した名画の数かずをも紹介します.聖書がよくわかる手引き.
内容説明
聖書はキリスト教の経典、そしてヨーロッパ文化に深い影響を与えた人類共有の古典。アダムとエバの登場モーセの十戒、ソロモンの栄華、イエスの誕生、最後の晩餐へとつづく長大なドラマから多くの人名、地名用語をとりあげ、物語の関係がわかるように解説、聖書の名画も豊富に紹介します。『聖書物語』の姉妹編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルーツ・リー
3
岩波ジュニア文庫の本だったが、結構本格的な聖書辞典だと思った。 タイトルに「小」と付いているのは、単に量が少ない、という意味で、書いてある内容が小粒な訳ではない。 ただ、クリスチャンではない高校生がいきなりこれを読んでも、全く意味が分からないだろうな、とは思った。 まずは原典である、聖書自体を読み込まないと、いきなり辞典だけ読んでも、殆ど何も分からないとは思う。 クリスチャンではない高校生が聖書も読んでくれるようになるといいのだけれど、宗教に無関心な日本人の子供では、多分読まないんだろうな、と思う。2021/01/27