出版社内容情報
いったいどうしたんだ――これがたった一発の爆弾によるものなのか! 原爆投下から二カ月後の広島と長崎を,爆弾の威力に圧倒されながら,必死にフィルムに記録しつづけた.米兵に銃剣をつきつけられ,校庭に残った子供たちの遺骨に体をふるわせて撮った多くの写真は,いまなお強い衝撃を与える.
内容説明
いったいどうしたんだ―これがたった一発の爆弾によるものなのか。原爆投下から2カ月後の広島と長崎を、爆弾の威力に圧倒されながら、必死にフィルムに記録しつづけた。米兵に銃剣をつきつけられ、校庭に残った子供たちの遺骨に体をふるわせて撮った多くの写真は、いまなお強い衝撃を与える。
目次
1 パノラマ写真
2 広島を撮る
3 裏側から見た戦争
4 長崎を撮る
5 原爆カメラマンたち
6 写真が生んだ感動
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2023/01/08
Riopapa
0
学校の図書館にあった本。大震災を経験した後で原爆の被害を見ると、人間がこんな愚かなことをするなんてと悲しくなる。2011/11/15
ボナパルト
0
8月の「戦争を学ぶ月間」に選んだ本の一つ。著者は原爆投下後間もない昭和20年10月に広島と長崎を訪れ、荒廃した廃墟をカメラに収め、原爆の恐ろしさを後世に伝えてくれる。10数年前、中学の修学旅行で長崎を訪れた。ちゃんぽん、中華街、路面電車、賑やかな坂を上って行った後の○○園とかが記憶に残っている。印象が薄かった、謎のポーズをしている平和記念像が立っていた場所は、長崎刑務所の跡地だったらしい。そういう場所にいたんだな。たった半世紀ほど前、その場所は灼熱の地獄と化し、人々が阿鼻叫喚の声をあげていたらしい。2019/08/28
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- 和書
- 水の炎 角川文庫