出版社内容情報
一九四一年一二月八日,日本の真珠湾攻撃でアジア太平洋戦争の火ぶたは切って落とされた.近代日本の対外膨張政策にその原因をさぐり,破局に向かう四年の経緯をたどるなかから,この戦争の実体を明らかにする.巨大な惨禍を招いた半世紀前の苦い歴史のなかに,私たちはなにを学ぶことができるだろうか.
内容説明
1941年12月8日、日本の真珠湾攻撃でアジア太平洋戦争の火ぶたは切って落とされた。近代日本の対外膨張政策にその原因をさぐり、破局に向かう4年近い経緯をたどるなかから、この戦争の実態を明らかにする。巨大な惨禍を招いた半世紀前の苦い歴史のなかに、私たちはなにを学ぶことができるだろうか。
目次
1 ハワイ・マレー奇襲
2 大日本帝国への道
3 満州事変と日中戦争
4 無謀な戦争
5 戦争のもたらしたもの
6 破局へ
おわりに アジア太平洋戦争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nnpusnsn1945
50
太平洋戦争史についてうまくまとまっている。日清戦争からの大日本帝国による膨張政策から、共栄圏内部、市民生活、軍の作戦についても幅広く取り上げてある。割りと軍事系は細かく書かれていた。アヘンの吸煙所の目印に日章旗が掲げられていた事や、中国から膏薬旗と呼ばれていた事は初めて知った。なお、著者は国旗のすばらしさを必ずしも否定しないが、それが他国から非行を伴う侵略のシンボルとなるとき、他国民や多民族にどうイメージされるかについても鈍感でありたくないとの旨を述べている。2022/10/15
Riopapa
4
なぜ日本がアジア太平洋戦争に突入したか、昭和天皇の果たした役割は何だったのか。軍部の台頭とそれを止められなかった政治家、国の流す情報を信じるしかなかった国民。日本人は戦後60年がすぎても、あまり変わっていないのかもしれない。2011/10/16
稲森
3
学校で先生に強制的に読まされた本2012/12/05