出版社内容情報
ある人は警察を頼もしく思い,ある人は嫌う.しかし考えたことがあるだろうか,「警察はなぜあるのか?」.行政機関にそうした分析的な眼を向けて初めて,私たちは行政のやるべきこと,やってはならないことをチェックできる.怖れることもないし,嫌ってもしかたがない.行政を私たちの手に取り戻すための,考え方の本.
内容説明
ある時は頼もしく、あるときは恐ろしく見える「警察」。その警察はそもそもなぜあるのか。根本から考えてはじめて、私たちは警察がやるべきことと、やってはならないことを区別できる。あらゆる行政機関について、それをやってみる。そのようにしてこそ、私たちは行政に積極的にかかわれるようになり、ほんとうの意味での「市民」となるのだ。
目次
なくてはならないものと、あってはならないこと
きみと警察が出会うとき
交通警察という現場
逮捕されたらどうなるか
警察はいそがしい、ますますいそがしい
警察官とはどういう人たちか
さまざまな可能性―単一の警察像をこえて
「公共性」とは何だろう