出版社内容情報
古文の教科書によく出る万葉集,源氏物語,徒然草,奥の細道,世間胸算用など日本文学の古典50編をとり上げて,名歌名文を引用しながら作品の内容を紹介するとともに,時代背景や作者の横顔を描きだします.時代ごとの文学史の流れ,年表もついているので,古文の勉強に,あるいは文学史の小辞典としても大いに役立つでしょう.
内容説明
日本文学の古典は私たちの暮らしのなかにさまざまな形で生きています。この本は、万葉集、源氏物語、徒然草、奥の細道、世間胸算用など、上代から近世までの各ジヤンルにわたる代表作五〇編をとり上げて、名歌名文を引用しながら作品の内容を紹介するとともに、時代背景や作者の横顔をあざやかに描きだします。
目次
1 上代の文学(古事記;風土記 ほか)
2 中古の文学(古今和歌集;土佐日記 ほか)
3 中世の文学(保元物語;平治物語 ほか)
4 近世の文学(好色五人女;世間胸算用 ほか)
著者等紹介
久保田淳[クボタジュン]
1933年東京に生まれる。1956年東京大学文学部国語国文学科卒業。主として中世文学・和歌文学を研究。白百合女子大学助教授をへて、現在、東京大学文学部教授。趣味は劇や絵を見ること、鉄道旅行など
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