出版社内容情報
中学二年のとき,天気図の勉強をしたでしょう.気象に関する情報は,最新の技術を使ってますます豊かになってきています.テレビでも刻々の気象衛星の写真やアメダスの情報などを見ることができます.この本で,気象の基礎知識を身につければ,自分で天気予報ができるようになるし,自然に対する関心が大いに深まります.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マーシー
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この本は中学、高校生に向けた、気象への関心を高めるような自然現象を取り上げ、まとめたものである。気象学の歴史から現象発生の理屈、さらに高校化学で取り扱うような気体の状態方程式などまで記載している。1番印象に残ったのは82ページ「気象情報の価値」の項で、ここでは天気予報、台風などの警報の的中率と、災害への対策費と被害による損害高との比率を比べることで警報、予報に対して対策すべきか否かを考えてみるという趣旨の話がされている。これを読むと気象に関する学習の意欲が高まるはずで、是非とも中高生に読んで欲しいと思う。2020/05/29