岩波新書<br> スターリニズム - 帝国再興のプロジェクト

個数:
電子版価格
¥1,056
  • 電子版あり

岩波新書
スターリニズム - 帝国再興のプロジェクト

  • ウェブストアに15冊在庫がございます。(2026年10月14日 07時18分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004321200
  • NDC分類 238.07
  • Cコード C0222

出版社内容情報

テロルや飢餓で数千万人もの犠牲者を生んだ「究極の野蛮」か、帝政ロシアの版図を維持・拡大し、遅れた農業国を近代的な工業大国へと押し上げた未曾有の成功譚か。体制下を生きた市民の声を拾い、「再スターリン化」と呼ばれる現在までを射程に、その構想、実態、遺産を考察する。個人より国家が優先される体制の実態とは。


【目次】

 はじめに

序 章 スターリニズムとは何か
  ロシア的な土壌に根差したマルクス主義
  帝国の遺産①「技術的・経済的立ちおくれ」
  帝国の遺産②「はてしなく巨大な国」
  「ガーデニング国家」――モダニティの極限として
  帝国の生存・再興をかけた野蛮でモダンなプロジェクト

第1章 上からの革命――極限のモダン、究極の野蛮
 1 ロシア革命からネップへ――「上からの革命」前史
  ロシア革命
  内戦へ
  ポーランド・ソヴィエト戦争
  戦時共産主義
  新経済政策(NEP)の始動
 2 一国社会主義論と工業化路線の登場
 3 戦争の恐怖――安全保障化の第一局面
  「安全保障化」の政治力学
  仮想敵への恐怖
  「大規模作戦」の前哨戦
 4 穀物調達危機から非常措置・農業集団化へ――安全保障化の第二局面
  「非常措置」による穀物徴発
  集団化の開始
 5 テロルとグラーグ
 6 飢饉と戦争の脅威――ウクライナにおける二つの戦線
  大飢饉
  ウクライナの重要性
  ウクライナを注視するポーランド
  ソ連・ポーランド不可侵条約
 7 社会主義的近代化の評価
  経済成長率の実数
  農業集団化の評価

第2章 生きられたスターリニズム
 1 流砂社会の発生と国内旅券制度の導入
 2 社会的上昇移動
 3 消費のヒエラルキーからソヴィエト型消費主義へ
  消費のヒエラルキー
  「我がソ連にパンはないのでしょうか?」――労働者の抗議行動
  ソヴィエト型消費主義
 4 祝祭行事
 5 ガーデニング国家の下での社会と個人――社会に対するテロル
  「新しい人間」の育成
  「育成」から「除草」へ
  「第五列」とは誰か
  大テロルの始まり
 6 個と共同性
  スターリニスト的主体
  親密圏① 試される「家族」
  親密圏② 支えあう家族
  親密圏③ 友人関係

第3章 スターリンの帝国――対外膨張、「大祖国戦争」、非公式の帝国へ
 1 スターリン独裁
  「巨大な強大国」への執着
  スターリン独裁とは何か
  スターリン崇拝
  帝国を統べる「ロシア権力」
 2 ソ連帝国
  スターリンの「自治化」案
  「アファーマティヴ・アクションの帝国」
 3 ナショナル・ボリシェヴィズム
  スターリンの歴史教育
  ロシア・ナショナリズムとソヴィエト愛国主義
 4 「大祖国戦争」
  経緯と結果
  「党を核とする文明」
  ロシア・アイデンティティの高揚
 5 拡張するソ連帝国
  西部国境へのこだわり
  スター

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

133
ロシアという広大で野蛮な帝国で世界初の社会主義革命が成功してしまった結果、戦争と飢餓の恐怖に苛まれた新生ソビエト連邦は安全保障を第一に考えねばならなかった。指導者としてスターリンは工業化と農業集団化と軍事力強化に奔走したが、その過程で国家が生き延びるためなら民衆の命をゴミのように使い捨てるのも躊躇わなかった。自国民を大量死させてもと覚悟しての政治は相応の成果を上げたが、同時に社会主義国では専制政治が普遍化し、プーチンがウクライナ侵攻を正当化するなど歴史の悪しき遺産として残ったのがスターリニズムだったのだ。2026/08/29

skunk_c

70
スターリニズムといえば「1国社会主義」を思い出させるが、このスターリンのやり方について、「ロシアという土壌ににマルクス主義という異質な種から育った木」という見方を知ることができたのが本書の一番の収穫。その木を護るため、強力な耕作(農業集団化の強行)、時には除草(大粛清)を行い、ソ連という帝国を作っていったとする。スターリンは帝政ロシアの「良いところ」として国土の大きさとそこにある資源をみていた。これが領土に対する飽くなき執着に繋がっていったという見方が面白い。そしてこれを破壊したのがゴルバチョフだった。2026/08/11

ラウリスタ~

15
工業化によって世界大国に!という目標のために、外貨獲得のために穀物を無理に輸出に餓死者を大量に出す。ロシア革命とは穀物をめぐるソビエト権力と農民との死に物狂いの闘争だった(梶川伸一)。ウクライナをめぐるポーランドとの対決はこの時期から続くもの。 死後スターリン批判が行われたが(ソルジェニーツィンの収容所批判も、当時の当局からは認められていた)、今となってはソ連を偉大にした指導者として懐かしまれ、ツァーリ=プーチン=スターリン崇拝へ。2026/09/25

ジュンジュン

15
1991年のソ連崩壊とともに、スターリニズムも消え去るはずだった。だが、民主主義と市場経済がもたらしたのは「自由」ではなく「貧困、混乱、屈辱」だった。ハイパーインフレによる経済崩壊、マフィアが跋扈しオリガルヒが牛耳る社会、西側の援助なしには立ち行かない屈辱。これら90年代のトラウマがスターリンの亡霊を呼び覚ます。国民は社会に安定をもたらす強い指導者と、かつての大国の威信回復を求めた。21世紀、新たな”後継者”を得て、スターリニズムは現代に復活した。2026/09/11

Ex libris 毒餃子

11
スターリニズムにおける社会制度変革にフォーカスした本。2026/08/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23465090
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品