岩波新書<br> 文化が違えば、心も違う?―文化心理学の冒険

個数:
電子版価格
¥1,034
  • 電子版あり

岩波新書
文化が違えば、心も違う?―文化心理学の冒険

  • 提携先に90冊在庫がございます。(2025年09月14日 18時20分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320784
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0211

出版社内容情報

文化が違えば人の考え方も変わる。では、文化の違いはどこから生まれる? 文化はこころにどのような影響を与えている? 人類の歴史や地球の生態から、脳神経や遺伝情報まで、多様な知見を駆使して、人間のこころのメカニズムを解明する文化心理学。通俗的な偏見を退け、多様性の本質を捉える最先端の試みを紹介する。


【目次】

 はじめに

第1章 サブサハラ・アフリカに、「文化の違い」を追い求めて
 1 アフリカでの挑戦
 2 競争が協調を生む?――自己促進的協調の文化
 3 他の文化圏と比較してみると
 4 親しみか、怒りか、誇りか――感情表出のパターン
 5 なぜ文化圏によって違いが生まれるのか
 6 文化心理学とはどういう学問か

第2章 日米の常識を疑う
 1 文化発見の旅
 2 カルチャーショック――日米の文化的差異
 3 人間関係の能動性と受動性
 4 人についての文化的常識を再考する
 5 アメリカから日本へ
 6 多様性から共創へ

第3章 文化と心のダイナミズム
 1 新たな地平を目指して
 2 独立・協調というモデル
 3 個人主義と集団主義
 4 規範の厳格さ
 5 関係流動性
 6 まとめ

第4章 人類史から見る文化の起源――生態条件と進化
 1 文化はどこに?
 2 生態・文化の複合体
 3 遺伝子との共進化
 4 進化が紡ぐ多様性と普遍性

第5章 多様性と普遍性を探る旅
 1 ユーラシア大陸
 2 中心傾向の意味すること・しないこと
 3 心の世界地図
 4 「近代西洋」はどこから来たのか
 5 文化心理学が示す未来への道筋

終 章 文化心理学という知の冒険

 あとがき

内容説明

日本人は協調的でアメリカ人は個人主義?アフリカの人たちは協調的でありながら競争を好む?―このような違いはどこから生まれるのか。文化と心にはどのような関係があるのか。地球の生態から遺伝情報まで、多様な知見を駆使して人間の心のメカニズムを解明する文化心理学。多様性の本質を捉える最先端の試みを紹介する。

目次

第1章 サブサハラ・アフリカに、「文化の違い」を追い求めて(アフリカでの挑戦;競争が協調を生む?―自己促進的協調の文化 ほか)
第2章 日米の常識を疑う(文化発見の旅;カルチャーショック―日米の文化的差異 ほか)
第3章 文化と心のダイナミズム(新たな地平を目指して;独立・協調というモデル ほか)
第4章 人類史から見る文化の起源―生態条件と進化(文化はどこに?;生態・文化の複合体 ほか)
第5章 多様性と普遍性を探る旅(ユーラシア大陸;中心傾向の意味すること・しないこと ほか)
終章 文化心理学という知の冒険

著者等紹介

北山忍[キタヤマシノブ]
1957年、静岡県焼津市生まれ。京都大学大学院哲学研究科(心理学専攻)修士課程修了後、米国ミシガン大学にて博士号(Ph.D.)取得。現在は、ミシガン大学心理学部ロバート・ザイアンス冠教授、京都大学・人と社会の未来研究院特任教授。心理科学協会(APS)会長を務めたほか、アメリカ心理学会(APA)・Distinguished Scientific Contributions Award、APSよりWilliam James Fellow Awardなどを受賞。2026年より、行動・脳科学関連諸学会連合会長を務める。アメリカ芸術科学アカデミー会員でもある。専門―文化心理学、文化神経脳科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

21
同じことでも文化圏が違えば独立性の文脈で評価されたり、逆に協調性の文脈で評価されることがあるという。また新型コロナの地域による感染の広がりの違いなども、ネットではその地域の感染対策の意識や巧拙に帰されがちであったが、対人関係による関係流動性の高低で説明できるという。心理学とか文化人類学の話と思いきや、話題が遺伝子のレベルにまで及ぶのには少々面食らったが、文化の差異を言い立てるのではなく、最終的に文化的な包摂をめざすという態度には賛同できる。著者のアメリカ留学体験談も面白い。2025/08/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22796402
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品