出版社内容情報
古代末期から中世にかけて、ヨーロッパでは、石やガラスのかけらを使ったモザイクが床や壁に作られた。ローマ帝国の版図を実感させる絵から、聖堂を訪れ救済を求める人々を見守ったイエス像まで、「永遠の絵」は今も私たちの心を捉えて離すことはない。本書では、多数のカラー図版とともに、宗教と歴史が交差する美の宇宙に迫る。
【目次】
はじめに――泥まみれのモザイクから話は始まる
1 モザイクを見る
2 永遠の美術――モザイクとは何か
3 歴史をたずねて――古代からキリスト教へ
4 宗教、歴史、美術が交差するところ――ラヴェンナに行こう
5 モザイクをつくる
6 モザイクを壊す
7 聖母マリアの哀しみ
8 近代美術とモザイク
読書案内
おわりに
内容説明
石やガラスのかけらを、天井や壁、床に埋めて造られたモザイクは永遠の絵画である。それは季節や時刻の光の具合、見る位置でも、金や青、色の煌めきを様々に変えて表情豊かな美をまとう。歴史を物語る名品、世界遺産ラヴェンナの傑作、聖像破壊運動の受難を凌いだ作品など図版百点超を掲載、その魅力を余すところなく伝える。
目次
1 モザイクを見る
2 永遠の美術―モザイクとは何か
3 歴史をたずねて―古代からキリスト教へ
4 宗教、歴史、美術が交差するところ―ラヴェンナに行こう
5 モザイクをつくる
6 モザイクを壊す
7 聖母マリアの哀しみ
8 近代美術とモザイク
著者等紹介
益田朋幸[マスダトモユキ]
1960年(昭和35年)埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部美術史専修卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学文学学術院教授。Ph.D.(ギリシア国立テサロニキ大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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