岩波新書<br> 昭和問答

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昭和問答

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  • サイズ 新書判/ページ数 302p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320395
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0236

出版社内容情報

昭和は、今この瞬間の私たちの立っている時空につながる。なぜ競争から降りられないのか、国にとっての独立・自立とは何か、人間にとっての自立とは何か。これらの難問に答えるべく、明治・大正から平成までを縦横に語りつつ、各々が昭和を知るための本も紹介する。好評『日本問答』『江戸問答』に続く第三弾。

内容説明

昭和は、今この瞬間の私たちの立っている時空につながる。なぜ競争から降りられないのか、国にとっての独立・自立とは何か、人間にとっての自立とは何か。これらの難問に答えるべく、明治・大正から平成までを縦横に語りつつ、各々が昭和を知るための本も紹介する。好評『日本問答』『江戸問答』に続く第三弾。

目次

1 戦争が準備されていた
2 二つの戦争
3 占領日本が失ったもの
4 生い立ちのなかの昭和
5 本を通して昭和を読む
6 昭和に欠かせない見解

著者等紹介

田中優子[タナカユウコ]
法政大学名誉教授、法政大学江戸東京研究センター特任教授。法政大学社会学部教授、社会学部長、総長を歴任。専門は日本近世文化・アジア比較文化。『江戸の想像力』で芸術選奨文部大臣新人賞、『江戸百夢』で芸術選奨文部科学大臣賞・サントリー学芸賞。2005年度紫綬褒章。江戸時代の価値観、視点、持続可能社会のシステムから、現代の問題に言及することも多い

松岡正剛[マツオカセイゴウ]
1944年、京都生まれ。70年代に雑誌『遊』編集長として名を馳せ、80年代に「編集工学」を確立。以降、情報文化と技術をつなぐ研究・企画・構想に従事。日本の歴史文化について独自の切り口による編著作も多数。2000年よりインターネット上で「千夜千冊」を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

117
問答シリーズは田中優子、松岡重剛の重層的な知識と分析力が冴え渡ったテーマ深掘り対談の典型であり、明治以降に走りながら近代国家建設に邁進した果てに辿り着いた昭和日本の姿を浮き彫りにする。発展を急ぎ過ぎた日本人は長期的な視野に立って政治や軍事の構想を練ることを忘れてしまい、その場しのぎを繰り返した末に敗戦を迎えた。あまりに徹底的に負けたため、今度は他国に任せられることは任せてしまう態度が現れ、戦後昭和は違和感だらけになってしまったのだ。虚実が混淆し明確な色のない日本の未来に関し、もう1冊語り合ってほしかった。2024/12/25

trazom

107
序盤にある戦争へと向かう歴史に関する二人の対話は、刺激的な指摘は少なく、納得感はあれど常識的でちょっと期待外れ。中盤の文化史的な部分に入って、二人の思いが交錯する。松岡さんがプリゴジン博士の影響を受けて寺田寅彦・岡潔・岡倉天心的な情緒を語り、田中先生は「豊饒の海」を批判する。「昭和とは「祈り」を奪われたまま未だに取り戻せてない」と言う松岡さんに、田中先生が「本来、文学は「祈り」を含むもの」と応対する。終盤で、二人が推薦する「昭和を知るための本」55冊がリストアップされる。読まねばならない本が、また増えた。2025/02/26

KAZOO

87
今までに「日本問答」「江戸問答」と田中さんと8月にお亡くなりになった松岡さんの掛け合い対談を興味を持って読ませてもらいましたが、今回の「昭和問答」が一番印象に残りました。というのは、やはり読書家のお二人が昭和を生きてこられて身をもってこの時代を体験されているからだという気がし田野と私に年代が近いということもあったのだという気がします。特に「生い立ちの中の昭和」「本を通して昭和を読む」が印象に残りました。お二人がご自分の生活してきた昭和についての本などについての感想が楽しめました。2024/10/28

fwhd8325

55
もう少し早く読めばよかったなと、少し反省しています。日本が戦争へと走った経緯が、なんとなく今と重なるような気がして、心がざわつくように感じています。文学の世界も、その時代を描いてきたということで、改めてもっと深く読まなければいけないと痛感します。2026/04/11

しげ

49
歴史は地続き、早く大人になりたくて背伸びしいしい歩んだ明治維新以降の日本、正しい歩みだったかは別として征服、搾取、植民地が当たり前だった時代、当時それが世界のスタンダードで現代の核保有も似た構図で虚しさを覚えます。本書で述べられ「国民国家」痛みは伴うが本当の大人になる時期が来ているのかも知れないと感じた。2026/04/25

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