岩波新書<br> ドキュメント異次元緩和―10年間の全記録

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岩波新書
ドキュメント異次元緩和―10年間の全記録

  • 西野 智彦【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319979
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C0233

出版社内容情報

世界的に例を見ない政策の舞台裏を徹底検証。黒田東彦日銀総裁の誕生秘話、「二並び」の背景、リフレ派の暗躍、知られざるドル危機の真実、唐突な政策修正の謎、YCC終結をめぐる攻防、初の学者総裁選出の経緯など。初めて開示される事実の数々から、当局者たちの思惑や動向、苦渋の決断に至る様が生々しく浮かび上がる。

内容説明

世界的に例を見ない政策の舞台裏を徹底検証。黒田東彦日銀総裁の誕生秘話、「二並び」の背景、リフレ派の暗躍、知られざるドル危機の真実、唐突な政策修正の謎、YCC終結をめぐる攻防、初の学者総裁選出の経緯など。初めて開示される事実の数々から、当局者たちの思惑や動向、苦渋の決断に至る様が生々しく浮かび上がる。

目次

第1章 「レジーム・チェンジ」の衝撃(喜んで、とは言えないが;追い詰められた中央銀行 ほか)
第2章 「衝撃と畏怖」作戦(新総裁のファイティングポーズ;体制転換の波紋広がる ほか)
第3章 船を乗り換える時(マイナス金利の「発煙弾」;黒田体制、最初の危機 ほか)
第4章 予想もしない結末(米国がYCCを避けた理由;連携強化への「追加注文」 ほか)

著者等紹介

西野智彦[ニシノトモヒコ]
1958年長崎県生まれ。慶應義塾大学卒業後、時事通信社入社。経済部などを経て95年同社を退社。96年東京放送(TBS)入社。経済部、政治部などを経て、「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」「Nスタ」の制作プロデューサー、報道局長などを務める。2023年度日本記者クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

17
本書は、過去10年の「日銀の異次元緩和」の当事者達の言動を具に追い、その功罪を検証した良書。中でも肝心要の黒田前総裁の言動の記述が秀逸。これは日経新聞「私の履歴書」(2023年11月)を併せ読むと更に鮮明になります。黒田さんがカールポパー信者であることは夙に有名ですが、これに碧海純一、大森荘蔵、Jヒックス等の思想を重ね合わせ、黒田さんの人生を追いかけると、黒田さんがぶれずに異次元緩和を突き進めた「心」がうっすら見えてきました。私が感じた沢山の思いから一つだけ。一度開けたパンドラの箱はどんな人も閉められない2024/03/07

すのさん

8
日銀による10年間にわたった異次元緩和をドキュメント仕立てで描く。日銀内での勢力争い、ポスト争奪戦。異次元緩和の裏では濃厚な人間ドラマが垣間見られ、大変読みやすく面白かった。「①異次元緩和の誕生と変貌、②「リフレ派」と呼ばれる論者たちの勃興と退陣、③路線転換をめぐる水面下の攻防」以上三つのテーマを時系列で記録している。財政と金融のバランス、金融が扱うべき範囲の考え方が人によって異なるのが気になる。黒田総裁下、日銀主導で行われた政策はほぼ財政ファイナンスといえるように思える。2024/04/11

駒場

8
「2年で物価上昇率を2%にする」と豪語して日銀へやってきた黒田総裁の10年間(!)の異次元緩和の記録。う~んドラマが多い。金融緩和だけでデフレ脱却できると信じていた安倍とリフレ派(麻生らの説得で「三本の矢」としたが)、そして「日銀に独立性などない。自主性があるだけだ」という黒田は相性がいい、はずだった。しかし主計局幹部が茶化したように「真珠湾」だったはずの異次元緩和は次第に「ミッドウェー」の様相を呈してくる。最後は安倍が金融緩和への興味を失い、リフレ派の重鎮・浜田が「考えが変わった」と述べるに至る……2024/01/21

Yuichi Tomita

7
黒田総裁の10年の軌跡を追ったもの。やはり最初のバズーカの印象が強く、YCCを導入してからはよく分からないという感じだったが、この本でマネタリーベースから金利に移行せざるを得なかった理由がわかってきた。マイナス金利については、サプライズ導入も含めて個人的には意味があったのかはよく分からない。 直近の植田総裁の選任過程も触れられていてそこも良かった。リフレ派が影響力を失っていく過程もよく分かる。2024/01/26

Kooya

5
2010年代以降の金融政策を関係者への取材を交えながら振り返った本。政策実行の裏側で行われた当事者同士の駆け引き等にも触れており、読み応えがある。大規模な金融緩和を求め、2%の物価目標を非常に重視した安倍元首相が首相在任末期に金融政策への関心を無くす様は、人間の考え次第で政策は如何様にもなるということを示した事例だと思った。(コメント欄へ続く)2024/02/23

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