岩波新書<br> アリストテレスの哲学

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岩波新書
アリストテレスの哲学

  • 中畑 正志【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 284p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319665
  • NDC分類 131.4
  • Cコード C0210

出版社内容情報

思想界では近年一段と脚光を浴びる一方で、一般には時代遅れのイメージが付きまとうアリストテレス。本書はこの懸隔に架橋すべく、彼が創出した<探究と知の方法>を示したうえで、人間、社会、自然を貫く議論の全体像と核心を明らかにする。現代人の疑問や違和感に向き合いながら、「いまを生きる哲学者」としての姿を描き出す入門書。

内容説明

思想界では近年一段と脚光を浴びる一方で、一般には時代遅れのイメージが付きまとうアリストテレス。本書はこの懸隔に架橋すべく、彼が創出した“探究と知の方法”を示したうえで、人間、社会、自然を貫く議論の全体像と核心を明らかにする。現代人の疑問や違和感に向き合い、「いまを生きる哲学者」としての姿を描き出す。

目次

1 アリストテレスはほんとうに重要なのか―知的探究の行程=方法
2 なぜ倫理学は月並みなのか―幸福・徳・共同体
3 現代自然科学で十分ではないのか―自然を理解するための知
4 なぜ「心」ではなく「魂」なのか―生きることを基本に考える
5 なぜ形而上学という知が必要なのか―「ある」ことの探究
6 継承・否定・回帰―その後のアリストテレス

著者等紹介

中畑正志[ナカハタマサシ]
1957年、長野県生まれ。1986年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修指導認定退学。文学博士(京都大学)。現在、京都大学大学院文学研究科教授。専攻、西洋古代哲学、形而上学、心の哲学、思考の歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

25
前世紀の後半から特に分析的形而上学や倫理学などの領域でアリストテレスが見直されている。本書はそういった動向を踏まえつつ、それらを超えるようなアリストテレス自身の考えを紹介しようとする。万学の祖と呼ばれるくらいだから彼は様々なことを論じているのだが、本書はそれらを方法論という観点から一貫させて説明しようとしている。我々が既に馴染んでいる事柄を批判しつつ明確化するというのがアリストテレスのやり方だと言えるだろうか。形相という概念はパルメニデスに対抗して変化を説明するために導入されたというのが面白かった。2023/04/17

しゅー

9
★★新年一冊目として読むにはカタかったか。あまり頭が回っていないので目が紙面を上滑りしてしまう。選書の参考にしている新書書評サイトで高評価だった本。アリストテレスの哲学は健全な常識的感覚とも相性が良いように感じている。しばらくしてから再読しよう。2024/01/01

Hiroshi

6
アリストテレスの哲学の中で理解が難しい箇所も含めて優しく説いた入門書。アリストテレスに由来する概念は、個別・普遍、可能・現実、理論・実践、実体・属性…と数多くある。その内容は彼が言い出したとは限らないが、表現を固定し概念を定着させたのは彼だ。但し、現在も当時と同じ意で使われているとは限らない。万学の祖といわれるように多くの学問分野の開拓者だった。それは彼自身の考え抜いた知の理論と探求の方法による。それにより様々な学問的知にとって知として成立する為の基礎的条件を備えた。探求を通じて世界を知的に理解するのだ。2023/10/10

れどれ

6
アリストテレスといえば功績の偉大さも実績の壮大さも度が過ぎて、まとめあげる方の苦労も察せられるが、硬軟おりまぜた文章でうまく整理されていた。「なるほどね、よくわかった」ではなく「なるほどね、もっとわかるようになってみたい」と思わせてくれる構成。2023/05/27

瀬希瑞 世季子

5
ウーシアーを、「それに付帯する属性ではなくそれ自体として規定するもの」「その部分を含めた素材に統一性を与えるもの」「そのあり方の原因となるもの」、これらの特徴を統合したかたちで説明できるものと解説していたのが分かりやすかった。最後に紹介されていたストローソンの「記述的形而上学」と「改訂的形而上学」の分類が興味深かった。記述的な形而上学は世界についてのわれわれの思考の実際の構造を記述し、改訂的な形而上学はいっそうよい構造を生み出すことに関心をもつ。アリストテレスの形而上学は記述的である。2025/01/05

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