出版社内容情報
政治責任を問うことも、それを看過することも日常になってしまったいま、私たちは「政治に無責任はつきものなのだ」という諦念を追認するしかないのか。自己責任論と政治不信の渦中で政治責任を取らせることは可能なのか。H・アーレントや丸山眞男などを参照しつつ、政治責任をめぐるもどかしさの根源を理論的に究明する。
内容説明
政治責任を問うことも、それを看過することも日常になってしまったいま、私たちは「政治に無責任はつきものなのだ」という諦念を追認するしかないのか。自己責任論と政治不信の渦中で政治責任を取らせることは可能なのか。H.アーレントや丸山眞男などを参照しつつ、政治責任をめぐるもどかしさの根源を理論的に究明する。
目次
第1章 無責任な政治のなかの責任(現代政治の責任;責任と日本戦後政治史 ほか)
第2章 責任がある(政治責任の形態論;権力と責任 ほか)
第3章 責任を取る(政治責任は結果責任?;アカウンタビリティと政治責任 ほか)
第4章 無責任から責任へ(政治問題としての無責任;無責任な政治 ほか)
第5章 政治責任の未来(責任の自覚;あらためて自己責任を考える ほか)
著者等紹介
鵜飼健史[ウカイタケフミ]
1979年愛知県生まれ。2009年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。2010年同博士号取得。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学社会科学総合学術院助教等を経て、西南学院大学法学部教授。専攻は政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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