出版社内容情報
暗く厭世的に思われがちな仏教。しかし、その開祖ブッダはそんなにマイナス思考の人だったのだろうか。若いころから仏典に触れ、パリで研究をする一方で、仏教国ブータンに長年生活し、チベットの人々の間に生きる仏教に親しんだ著者ならではの、ユマニスムにも通じるブッダの教えの読み解き。
内容説明
暗く厭世的に思われがちな仏教。しかし、その開祖ブッダはそんなにマイナス思考の人だったのだろうか。十代から仏典に触れ、パリで研究をする一方で、仏教国ブータンに長年生活し、チベット仏教の薫陶を受けた著者の、六十年余におよぶ原典研究と思索から描かれたブッダのユマニスム的プラス思考の人生観。
目次
1章 仏教徒は幸せ(人は自分が一番愛おしく、幸せを求めている;苦しみをなくすことではなく、超越すること ほか)
2章 ブッダの生涯(誕生;青春期 ほか)
3章 ブッダが「目覚め」たこと―ものごとのありのままの姿(ブッダの教えの編纂と伝承;ブッダのアプローチ―苦楽中道 ほか)
4章 仏教徒の生き方(誰にでも実践可能な生き方;一切衆生悉有仏性 ほか)
終章 現代と仏教(仏教の変遷と多様化;ダライ・ラマ十四世 ほか)
著者等紹介
今枝由郎[イマエダヨシロウ]
1947年生まれ、大谷大学文学部卒業。パリ第七大学国家文学博士号修得。1974年からフランス国立科学研究センター(2012年定年退職)。1981‐1990年ブータン国立図書館顧問としてブータン在住。専門はチベット歴史文献学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
原玉幸子
十川×三(とがわばつぞう)
れい
うちこ
はちめ