出版社内容情報
現代におけるデモクラシーの危機。それは、世界の大規模な変容の反映である。この危機を生き抜く鍵は、人々が織りなす「オピニオン」なる曖昧な領域と、その調達・馴致の長い歴史にある。国家にかかわる思想史をオピニオン論で再解釈することで、大きく変化しつつある政治の存立条件を未来まで見通す、斬新な政治学入門。
内容説明
現代におけるデモクラシーの危機。それは、世界の大規模な変容の反映である。この危機を生き抜く鍵は、人びとが織りなす「オピニオン」なる曖昧な領域と、その調達・馴致の長い歴史にある。国家に関わる思想史をオピニオン論で再解釈することで、大きく変化しつつある政治の存立条件を未来まで見通す、新しい政治学入門。
目次
第1章 オピニオンとは何か
第2章 中世のボディ・ポリティック―「死なない王」のオピニオン
第3章 近代主権国家の誕生―「死なない国家」のオピニオン
第4章 革命が生んだ新たな祖国―オピニオンは国家のための死を求めるか
第5章 現代の国家―ナショナリズムとオピニオン
第6章 国家の未来―政治の死?不死の人間?
著者等紹介
堤林剣[ツツミバヤシケン]
ケンブリッジ大学博士号。現在、慶應義塾大学法学部教授
堤林恵[ツツミバヤシメグミ]
東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程中途退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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