岩波新書<br> 文在寅時代の韓国―「弔い」の民主主義

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岩波新書
文在寅時代の韓国―「弔い」の民主主義

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318576
  • NDC分類 312.21
  • Cコード C0230

出版社内容情報

盧武鉉元大統領の衝撃的な死とセウォル号の惨事という二つの悲劇から生まれた文在寅政権。公正と正義の実現を追求し「積弊の清算」を掲げた変革の道は、国内外で激しい毀誉褒貶と軋轢を生んでいる。妥協を知らない民主主義への希求は、韓国をどこへ導くのか。誤解と歪曲に満ちた韓国理解を塗り替え、リアルな姿を伝える。

内容説明

盧武鉉元大統領の衝撃的な死とセウォル号の惨事という二つの悲劇から生まれた文在寅政権。公正と正義の実現を追求し「積弊の清算」を掲げた変革の道は、国内外で激しい毀誉褒貶と軋轢を生んでいる。妥協を知らない民主主義への希求は、韓国をどこへ導くのか。誤解と歪曲に満ちた韓国理解を塗り替え、リアルな姿を伝える。

目次

第1章 盧武鉉から文在寅へ―韓国における“進歩”の系譜(親盧派の胎動;第18代大統領選挙(二〇一二年)の敗北
朴槿恵を越えて)
第2章 二〇一六~一七年ろうそくデモ―脱中心の変革(セウォル号の記憶;ろうそくデモ;脱中心の社会運動)
第3章 文在寅政権の誕生―政治社会の革新(第19代大統領選挙;変革期の政治社会;朝鮮半島平和プロセスの起動)
第4章 試練の文在寅政権(「ハノイ・ノーディール」;問われる“進歩”の価値とモラル;日韓関係―歴史認識の相克)
終章 コロナ・パンデミックを越えて(試される国家と市民社会;新しい経験社会への模索)

著者等紹介

文京洙[ムンギョンス]
1950年東京生まれ。立命館大学国際関係学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

54
盧武鉉期以降の韓国現代史を、現大統領をキーパースンにしながら著したもの。韓国の政治動向と人々の対応がよく分かる。韓国は世代間の政治的ギャップが大きく、若者の政治意識の高さは日本とは比較にならない印象。このギャップが政治に大きく影響していることに、彼の国の活力と可能性を感じた。また、文大統領自身の対日政策についての分析も、在日の著者であることもあろうが、とてもバランスが良く、信頼できる内容。文=反日と思っている方には本書を是非読んでもらいたい。しかし日韓関係は国内政治の反映が強く、双方とも舵取りが難しい。2021/03/08

おかむら

33
韓国の現代史最新版。李明博の竹島上陸あたりから朴槿恵そして文在寅までの流れが学べます。日本のニュースだと、対日発言とかスキャンダルとかその都度、点として入ってくるので、こうして通史で理解できるのはありがたい。そしてやはり韓国の大統領たちは浮き沈みが派手 で面白いなー。盧武鉉と文在寅の関係なんてドラマチックすぎてそのうち映画になるわコレ。と思ったらソンガンホ主演で盧武鉉の弁護士時代は映画化されてるそう。見たい! 早くAmazonに来い。そして朴槿恵を操ってた崔順美の話もやはり面白いわ。2021/03/27

崩紫サロメ

19
盧武鉉政権末期からの韓国の四半世紀を扱う。進歩派の立場である著者は「過去清算や民主主義を追求した金大中・盧武鉉の時代の後に、李明博・朴槿恵のバックラッシュの時代が続いた」という視点から、盧武鉉の路線を継承するはずの文在寅が直面する試練について言及する。興味深いのが、冒頭から何度も述べられている韓国メディア(特に新聞とその系列のケーブルテレビ)の国際的信頼度の低さ。それらメディアが政治の激動期にどのような言説を流していたか、という点も興味深い。2021/01/14

かんがく

11
新大統領が決まったので読んだ。著者の立ち位置は進歩派寄り。慮武鉉から文在寅に至る政局、経済問題と社会情勢、検察やメディアの問題点などが簡潔にまとまっていた。2022/03/17

ラウリスタ~

10
金大中・盧武鉉時代(進歩)の後の李明博・朴槿恵時代(保守)を単なる「バックラッシュ(進歩に対する反発・揺り戻し)」とみなして、その間の「不正義を精算」することが文在寅政権の第一目標、というプロパガンダに限りなく近い主張を無批判に流しているので新書には向かない(岩波らしくはあるのだが…)。進歩陣営は常に「全国民の涙」を誘い、保守陣営は大失敗し続ける(しかしリーマンショック、セウォル号がその象徴でいいのか?)。進歩派の韓国現代史の語りはあまりに見栄えがよく、その外部は全て倒されるべき頑迷な敵に見える。2021/04/01

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