出版社内容情報
地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール。2030年の期限まで10年を切り、パンデミック下の今こそ、危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている。日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが、SDGsのイロハ、交渉秘話、SDGsの現状、プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する。
内容説明
地球の再生能力を超えない持続可能な世界を目指すゴールとターゲット。2030年の期限まで10年を切り、貧困や格差、環境破壊等の慢性的危機に加え、パンデミック危機の今その真価が問われている。日本政府の元交渉官とNGO代表とがSDGsの概要、交渉秘話、実践と展望を紹介する。21世紀を生き抜く知恵の宝庫がここに。
目次
第1章 SDGsとは何か(持続する世界を作るための目標;強いられた変革)
第2章 国連でのSDGs交渉(SDGsの起源;SDGsの合意まで;先進国と途上国との二分法を超えて)
第3章 日本のSDGs(政府の政策;地域の持続可能性を見据えて)
第4章 「地球一個分」の経済社会へ(企業を変える;労働と社会を変える)
第5章 2030年までの「行動の10年」(SDGサミット;人間(People)のゴール
繁栄(Prosperity)のゴール
地球(Planet)のゴール
平和(Peace)のゴール
パートナーシップ(Partnership)のゴール)
著者等紹介
南博[ミナミヒロシ]
1959年生まれ。東京大学法学部卒業、ケンブリッジ大学経済学修士。83年外務省入省、中国大使館、英国大使館、ジュネーブ代表部、ロシア大使館、国連代表部に勤務。2012年から15年にかけて、日本政府の首席交渉官としてSDGs交渉を担当する。2017年から19年まで在東ティモール大使を経て、現在、広報外交担当日本政府代表・大使
稲場雅紀[イナバマサキ]
1969年生まれ。東京大学文学部卒業。2002年からNPO法人アフリカ日本協議会でエイズ、保健分野を担当。MDGs達成に向けた市民社会ネットワークを主導。2012年から市民社会としてSDGs策定に関わる。16年SDGs市民社会ネットワークを設立。現在、政策担当顧問。2016年より政府「SDGs推進円卓会議」の構成員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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