出版社内容情報
ヨーロッパとイスラームの共生は、なぜうまくいかないのか? シリア戦争と難民、トルコの存在、「イスラーム国」の背景。そしてムスリム女性が被るベールへの規制、多文化主義の否定など、過去二〇年間に起きたことを、著者四〇年のフィールドワークをもとに、イスラームの視座から読み解く。
内容説明
ヨーロッパとイスラームの共生は、なぜうまくいかないのか?シリア戦争と難民、トルコの存在、「イスラーム国」の背景。そしてムスリム女性が被るベールへの規制、多文化主義の否定など、過去二〇年間に起きたことを、著者四〇年のフィールドワークをもとに、イスラームの視座から読み解く。
目次
序章 ヨーロッパのムスリム世界
1章 女性の被り物論争(ムスリム女性の被り物をめぐって;政教分離と被り物;ヨーロッパ各国での状況)
2章 シリア戦争と難民(難民危機;難民問題の原点;国際社会と難民)
3章 トルコという存在(難民を受け入れた国、トルコ;トルコのEU加盟交渉は、なぜ途絶したのか;トルコの政治状況から読み解く)
4章 イスラーム世界の混迷(「イスラーム国」とは何だったのか?;アメリカによる戦争;ヨーロッパと「イスラーム国」)
5章 なぜ共生できないのか(ヨーロッパ諸国の政治的な変動;ドイツ―さまざまな立場からのイスラームへの対応;イスラームとヨーロッパ)
著者等紹介
内藤正典[ナイトウマサノリ]
1956年生まれ。79年東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学分科)卒業。82年同大学院理学系研究科地理学専門課程中退、博士(社会学・一橋大学)。一橋大学大学院社会学研究科教授を経て、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授、一橋大学名誉教授。専門分野は現代イスラーム地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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