岩波新書<br> 日本経済30年史―バブルからアベノミクスまで

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

岩波新書
日本経済30年史―バブルからアベノミクスまで

  • ウェブストアに10冊在庫がございます。(2025年06月05日 04時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 334p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004317999
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

豊富なデータで,90年以降の景気動向を検証.時の政権による「改革」は日本経済をどう変質させたのか.

内容説明

「失われた30年」とも呼ばれ、90年以降、低迷を続ける日本経済。この間、企業業績や私たちの暮らしはどう変化してきたか。アベノミクスで豊かさを実感できないのはなぜか。豊富なデータで、30年間の景気動向を分析。歴代の政権による誤った「改革」が景気の腰を折り、日本経済をどのように変質させたかを浮き彫りにする。

目次

1 一九九〇年代以降の日本経済を概観する(三〇年間で日本経済や暮らしはどう変わったか)
2 三〇年間の変化を追っていく(バブルの発生から、膨張、破裂まで(一九八五~九〇年)
バブル破裂後の七年間(一九九〇~九七年)
橋本「構造改革」政策の実施とその破綻(一九九七~二〇〇〇年)
小泉内閣の誕生と本格的「構造改革」政策の実施(二〇〇一~〇九年)
「構造改革」とは何であったか(第四章~第五章への補論)
民主党政権の誕生とその自壊(二〇〇九~一二年)
アベノミクス、超金融緩和と三度目の「構造改革」(二〇一三~一九年))
3 日本財政をどう捉えるか(日本は世界一の金余り国―ギリシアにはならない(第三章~第八章への補論))

著者等紹介

山家悠紀夫[ヤンベユキオ]
1940年、愛媛県生まれ。神戸大学経済学部卒業。1964年、第一銀行に入行。1991年、第一勧業銀行調査部長、1994年、第一勧銀総合研究所専務理事、2001年、神戸大学大学院経済学研究科教授などを歴任。現在、「暮らしと経済研究室」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

60
「失われた30年」とも言われる平成経済を豊富な図表を使って概観した書。説明が分かりやすく経済に不案内な者でも割合楽に読めると思う。結論は「経済の現実を正しく分析せずに、間違った政策が繰り広げられた30年」といったところで、新自由主義に引きずられる構造改革が、日本経済の実態と合っていなかったことが前段。竹中平蔵に代表される、時の政権に都合の良い学者にイニシアチブを渡した問題が浮かび上がる。アベノミクスについてはそもそも科学的な分析がないと手厳しい。日本の給与、特に若者のそれを上げるべしと言う結論は大賛成。2019/11/10

壱萬参仟縁

38
もはや「平等社会日本」とは言えなくなっている、この30年でそう変わった(25頁)。小泉「構造改革」とは「日本経済を再生させるために、という 名目(傍点)の下で採られた政策である」(171頁)。消費税の今後であるが、経団連の提言19%まで(177頁)、というのはいかがなものか? 令和になって消費税10%だが、少しは山本太郎氏の言うような、消費税ゼロ(『文藝春秋』2020年1月号)で景気回復ぐらい考えられないのか? 著者が指摘する、「貯蓄から投資へ」と家計の資産選択を変えていくためには、2020/02/24

ゆう。

31
バブルからアベノミクスまでの日本経済と経済政策を分析し、新自由主義的なアベノミクスは暮らしを改善していなく完全なる失敗であることを鋭く指摘している。また、消費税に頼らず国民生活改善と財政改善の道も示され、希望の見える内容だった。良書だ。2019/12/18

Kentaro

27
森内閣に始まり、小泉内閣が受け継いだ不良債権処理という「構造改革の一丁目一番地政策」は、完全に失敗だったと言わざるをえない。金融機能再生法は、金融機関の資産を、①破産更生債権及びこれらに準ずる債権②危険債権③要管理債権④正常債権の四つに区分し、各々の残高を記載して報告するように求めており、そのうち①〜③を合計したものを不良債権と見なす。現実には、①に比べ②③の方が圧倒的に多い。二〇〇一年度について見ると、不良債権の総額四三・二兆円のうち、①は七・四兆円、差し引きすると②③が三六兆円で全体の八〇%強である。2024/03/10

羊山羊

19
著者はガチガチのケインジアンであり、またバチバチの新自由主義批判論者であるという、かな~りの昔人間。ちょいちょい「お強め」のご意見が入るのでそこには気を付けよう。あんまりしっかり検討できる学識があるわけではないが、ご意見はちょっと古めの可能性がある。小泉政権までの経済通史はとても面白く、バブル~バブル崩壊までの国内外の経済関係を見事に洗い出す流れは素晴らしい。そこを大まかに知ることが目標だったので、個人的には満足! 2023/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14497710
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品