内容説明
近代世界において強い光を放ち、また深い影を落としてもきたアメリカという国。最新の研究成果に基づき、一国史をこえる豊かな視座からその歩みを叙述する。第1巻は、先住民の世界から植民地期、独立革命と憲法制定、そして新共和国としての試練まで、初期アメリカの歴史像を、大西洋史や記憶史の知見もふまえ提示。
目次
第1章 近世大西洋世界の形成(先住民の世界;近世の始動;英領北米植民地の礎石;一三植民地の建設)
第2章 近世大西洋世界のなかの英領北米植民地―ヒト・モノ・カネ(英領北米植民地を見る眼―近代世界システムから大西洋史まで;イギリス第一帝国の人的システム―ヒト;重商主義体制と生活水準―モノ;貨幣が語る近世大西洋世界―カネ)
第3章 アメリカ独立革命の展開(先鋭化する対立;独立への道のり;独立戦争の展開と建国神話の生成;合衆国憲法の制定)
第4章 新共和国の試練(ワシントン政権と第一次政党制;アダムズとジェファソン;一八一二戦争)
著者等紹介
和田光弘[ワダミツヒロ]
1961年、広島県生まれ。1989年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程退学。大阪大学文学部助手、追手門学院大学文学部講師、名古屋大学文学部助教授を経て、名古屋大学大学院人文学研究科教授。博士(文学)。専攻はアメリカ近世・近代史。著書『紫煙と帝国―アメリカ南部タバコ植民地の社会と経済』(名古屋大学出版会、第6回アメリカ学会清水博賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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