岩波新書<br> 戦争体験と経営者

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岩波新書
戦争体験と経営者

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004317289
  • NDC分類 335.13
  • Cコード C0236

出版社内容情報

戦場に派遣され、戦後、経営者として名声を築いた人たち。若き頃の苛烈な「戦争体験」は、彼らのその後の生き方や企業経営にどのような影響を与えたのか。企業取材歴四〇年の過程で出会った経営者たちの肉声を通して考える。

内容説明

戦地に赴き、戦後は経営者として活躍し、地位と名声を築いた人たちがいる。彼らの若き頃の苛烈な「戦争体験」は、その後の生き方や企業観、経営手法に、どのような影響を及ぼしたのか。企業取材歴四十年のノンフィクション作家が、取材の過程で出会った経営者たちの肉声をふり返りながら考える。

目次

第1章 戦地に赴くということ(堤清二;父・康次郎の出現 ほか)
第2章 日本軍は兵士の命を軽く扱う(ケーズデンキ・加藤馨名誉会長の「お別れ会」;「戦争ほど悲惨で残酷なものはありません」 ほか)
第3章 戦友の死が与えた「生かされている」人生(ワコール会長の神がかり的な発言;「絶対に商人になる」 ほか)
第4章 終わらない戦争(ある商社マンの戦争体験;「オレは、いまから鬼になる」 ほか)

著者等紹介

立石泰則[タテイシヤスノリ]
1950年北九州市生まれ。ノンフィクション作家、ジャーナリスト。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。経済誌編集者、週刊誌記者等を経て、88年に独立。『覇者の誤算 日米コンピュータ戦争の40年』(日本経済新聞社)により第15回講談社ノンフィクション賞を受賞。『魔術師 三原脩と西鉄ライオンズ』(文藝春秋)により第10回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

76
戦争体験が経営に与える影響とは。勤務先の創業者が「原点は戦地から戻ってきた時に見た焦土」ということを語っていたのを思い出し、手にとる。全体的には某誌の「私の〇歴書」に戦争体験が含まれるという感じだが、やはり、実際に戦地に赴いた経営者達の言葉は迫力が違う。例えば、防衛力増強を説く財界の重鎮に公の場で真向から反論した中内功。ダイエーをはじめ、いわゆるBtoBではなく、一般消費者に直接向かい合う企業が並んでいるのは象徴的。著者は現在の日本の問題にも論を進める。深みはないかもしれない。でも、すっと入ってくる。2021/12/10

nnpusnsn1945

49
経営者は戦争体験の有無によって差が出るらしい。どのリーダーの考えにも納得できる。個人的には加藤馨氏の話が面白かった。帰還しても職業軍人であったがゆえに仕事が見つからなかった。どうにか家を借りると、通信兵時代に身に着けたノウハウから電化製品の修理を請け負い、ケーズデンキの始まりになったらしい。ワコールの塚本幸一氏もインパール作戦に参加したようだ。戦後日本会議の初代会長になったが、宗教的な側面(日本会議に吸収された日本を守る会は氏が属していたが、宗教系団体らしい)でそうしたようだ。 2021/02/12

Porco

15
戦争体験が経営にどう影響したかを実証的に説明するわけではなく、戦争経験のある経営者の列伝といっていい内容ですが、このテーマは非常に興味深い。高度成長と戦争体験の関係についての実証的な研究とかないのだろうか? どうやればいいのかわからんけど。2020/03/24

CTC

11
18年7月の岩波新書新刊。著者はビジネス分野に強みのあるノンフィク作家。1,000人以上の経営者・幹部への取材を通して、皆「必死に生き抜いてきた人たち」だったが、“戦争体験の有無”が「経営者としてだけでなく人間としての生き方、営みに決定的」に影響したのでは、と気づき、考察するもの。とはいえ題材をぐっと絞って、セゾンの堤清二(戦場体験はない)、ダイエーの中内功、ケーズデンキ加藤馨、ワコール塚本幸一について考察している。私は企業家のエピソードを読みつけないから、大変面白かった。ケーズデンキ、ファンになるね。2019/10/17

nishiyan

8
戦争体験を切り口に、セゾンの堤清二、ダイエーの中内功、ケーズデンキの加藤馨、ワコールの塚本幸一、中村伊一、川口郁夫の6人の経営者の戦争と戦後の歩みが書かれている。最終章は戦争体験から日本軍が人命軽視だったことから転じて、松下電器の山下俊彦の目指したものと挫折から、今も「戦争」は続いていると著者は述べている。戦争が「個」に対して無条件かつ無制限に「全体」への奉仕・自己犠牲を強いるものであり、この体質は戦後の社会にも受け継がれている、こうした視点は面白いと思った。2018/09/27

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