出版社内容情報
次々にトップ棋士を大差で降したアルファ碁とは何か。未曾有の衝撃の先頭に立つ囲碁界でソフト制作にも関わる日本棋院の人気トップ棋士が「アルファ碁ゼロ」を含む技術革新の意味、人間とAIの未来、囲碁の面白さを披露する。
内容説明
世界のトップ棋士たちを圧倒したアルファ碁。グーグルは今や盤上から社会へ打って出た。未曽有の衝撃の先頭に立つ囲碁界でソフト制作も知る人気棋士が肌身で感じたその実像は?AIの振る舞い、AIと人間の交錯、最新の技術革新と情報公開、囲碁の面白さ…。これは人間の知性がいま考えないといけない新次元。
目次
1 「強いAI」の登場(囲碁を制するAIは人間を制す;棋士との決戦と引退;技術革新の速さ;選挙戦で囲碁を理解する)
2 アルファ碁の振る舞い(囲碁は確率の海;AIの手は分かりやすい;「神の一手」と水平線効果;過学習の罠;開発と情報公開)
3 AIと人間の交差点(ストーリー性は必要か;部分と全体を考える;恐怖心が教えてくれること)
4 盤上から社会へ(AIからの学習法;専門家の傲慢;「囲碁の神様」に見る強さと面白さ)
5 人間の証明(表現の危機;AIに映る自分;矛盾と人間の多面性)
著者等紹介
王銘〓[オウメイエン]
日本棋院九段。1961年台湾台南生まれ。1975年来日、77年入段。タイトル歴1989、91年俊英トーナメント、2000‐01年本因坊、2002年王座、2007年大和証券杯、2012年マスターズカップ、2015年1000勝。コンピュータ囲碁には2007年より興味を持つ。2014年囲碁ソフト「GoTrend」のチームに参加、2015年UECカップ6位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
佐島楓
gtn
まーくん
テイネハイランド