出版社内容情報
多くの「職人」によって支えられている日本独自の魚食文化が大きく変貌している。「食べる人」への与える影響をも活写。
内容説明
漁師、卸、仲買人、鮮魚店、板前など多くの「職人」によって支えられている日本独自の魚食文化。しかし、魚の消費量が減り、流通のあり方も変わってきている。日本各地の漁港や市場を歩いて調査を重ねてきた著者が、現場の新たな模索とともに魚食と魚職の関係を再考し、「食べる人」の未来に向けてのかかわり方も提言する。
目次
第1章 食べる人たち(「食」が細る;食の外部化の行方 ほか)
第2章 生活者に売る人たち(近所の魚屋;商店街の系譜 ほか)
第3章 消費地で卸す人たち(卸売市場、真夜中から始まる;卸売市場とは ほか)
第4章 産地でさばく人たち(港町にも市場がある;魚が加工場へ ほか)
第5章 漁る人たち(沿岸では漁師たちが;少し沖へ ほか)
著者等紹介
濱田武士[ハマダタケシ]
大阪府生まれ。1999年北海道大学大学院水産学研究科博士後期課程修了。東京海洋大学准教授を経て、北海学園大学経済学部教授。専門は漁業経済学、地域経済論、協同組合論。著書に『伝統的和船の経済―地域漁業を支えた「技」と「商」の歴史的考察』(農林統計出版、漁業経済学会奨励賞受賞)、『漁業と震災』(みすず書房、漁業経済学会学会賞受賞、日本協同組合学会学術賞受賞)、『福島に農林漁業をとり戻す』(みすず書房、共著、日本協同組合学会学術賞(共同研究学術賞)受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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