出版社内容情報
巨大な電力マネーと日本独自の広告代理店システムが実現した「安全神話」「豊かな生活」の刷り込みの歴史。
内容説明
世界有数の地震大国日本になぜ五四基もの原発が建設され、多くの国民が原子力推進を肯定してきたのか。そこには電気料金から生じる巨大なマネーを原資に、日本独特の広告代理店システムを駆使して実現した「安全神話」と「豊かな生活」の刷り込みがあった。四〇年余にわたる国民的洗脳の実態を追う、もう一つの日本メディア史。
目次
序章 「欺瞞」と「恫喝」
第1章 原発プロパガンダの黎明期(一九六八~七九)
第2章 原発プロパガンダの発展期(一九八〇~八九)
第3章 原発プロパガンダの完成期(一九九〇~九九)
第4章 プロパガンダ爛熟期から崩壊へ(二〇〇〇~一一)
第5章 復活する原発プロパガンダ(二〇一三~)
著者等紹介
本間龍[ホンマリュウ]
著述家。1962年生まれ。博報堂で約18年間営業を担当。2006年退職後、在職中に発生した損金補填にまつわる詐欺容疑で逮捕・起訴。服役を通じて刑務所のシステムや司法行政に疑問をもち、出所後その体験を綴った『「懲役」を知っていますか?』(学習研究社)を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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