内容説明
団塊世代の多くが七五歳以上になる、二〇二五年。高齢でもひとりで、自宅で医療や介護を利用しながら暮らしたいという思いがあるとき、私たちに用意はあるのだろうか。欧州各国の在宅ケアの現場を訪問した著者は未来にいかせる知恵を探り、また日本各地で新たな医療や介護の実践にも出合う。納得のいく老後を迎えるための一冊。
目次
第1章 ひとり暮らしを支える―ドイツ(家族やご近所とのつきあい;よろず相談所 ほか)
第2章 暮らしを自分でコントロール―オランダ(ビュートゾルフ、新しいビジネスモデル;厳冬の訪問看護に同行 ほか)
第3章 本人の意思をいかす行政サービス―デンマーク(行政サービスを適切に提供;本人ができないところをサポート ほか)
第4章 プライマリケアの土台の上に―英国(全科診療をおこなう家庭医;地域保健センター ほか)
第5章 近未来の柔軟な在宅ケアを探して―日本(支えられる人から支えあう人へ―那須塩原市の「街中サロンなじみ庵」;高齢者の多い団地のよろず相談所―新宿区の「暮らしの保健室」 ほか)
著者等紹介
村上紀美子[ムラカミキミコ]
1952年石川県生まれ。75年に東京教育大学卒業(社会学)。日本看護協会の調査研究部を経て、広報部長。2004年からフリーランスの医療ジャーナリスト。2009年から3年間ドイツに暮らす。2013年に国際医療福祉大学医療福祉ジャーナリズム修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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