内容説明
歳を重ねてこそ、実りある人生。若さの喪失を嘆かず、老いの到来を恐れず、一日一刻をいかに充実して過ごすか―老後という、新しい歳月への出発。
目次
第1章 老いの歳月(思い出の効用;六十歳の陰影 ほか)
第2章 老いの住処(終の住処;都心と郊外 ほか)
第3章 老いの日常(散歩の周辺;武蔵野の踏切 ほか)
第4章 老いの視線(流れと切れ目;仕事の行方 ほか)
第5章 老いのつぶやき(趣味の毒;強い人と弱い人 ほか)
著者等紹介
黒井千次[クロイセンジ]
1932年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。1970年『時間』で芸術選奨新人賞、84年『群棲』で谷崎潤一郎賞、95年『カーテンコール』で読売文学賞、2001年『羽根と翼』で毎日芸術賞、06年『一日 夢の棚』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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