岩波新書<br> いじめ問題をどう克服するか

個数:
電子版価格
¥792
  • 電子版あり

岩波新書
いじめ問題をどう克服するか

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月03日 05時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004314561
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0237

内容説明

いじめを苦に子どもが自ら命を落とす事件が後を絶たない。いまや社会全体で問題の克服を真剣に考えるべきではないか。長年、子どもや教育の問題に向き合ってきた著者が、子どもの関係性の変化、集団主義が浸透する教育現場など、今日のいじめの背景を分析。いじめを防止するために学校、家庭、社会がすべきことを具体的に提言する。

目次

第1章 繰り返されるいじめ問題(いじめはどのように問題化してきたのか;いじめの定義はどう変わってきたのか;いじめ問題はなぜ風化したのか)
第2章 いじめが見えなくなるとき―変わるいじめの構造(見えにくい今日のいじめ;「逃げ場」のない子どもたち;子ども社会のIT化といじめ)
第3章 なぜ、いじめは深刻化するのか―大津事件からみえてきたもの(大津事件の経過を振り返る;学校はなぜいじめを防げなかったのか;問われる教育委員会の役割;誤った対策がいじめを深刻化させる)
第4章 いじめ問題を繰り返さないために―国・地域・学校の取り組み(いじめ防止対策推進法の成立―どう活かすか、課題は何か;海外の事例にみる―アメリカで広がるいじめ対策法;はじまる地域・学校での取り組み)
第5章 いじめ問題を克服するために(教育の目標を根底から問い直す;重要な「第三者」の役割;いじめを人権問題としてとらえ直す;社会全体でいじめを克服する)

著者等紹介

尾木直樹[オギナオキ]
教育評論家、法政大学教職課程センター長・教授、臨床教育研究所「虹」所長。1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、海城高校や公立中学校などで教師として22年間、ユニークで創造的な教育実践を展開。その後、臨床教育研究所「虹」を設立し、子どもと教育などに関する調査・研究活動に取り組む。またテレビやラジオへの出演などでも活躍、「尾木ママ」の愛称で親しまれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テンちゃん

109
いじめは絶対に許せない(`へ´*)ノ被害者は地獄(;>_<;)加害者はどうだろう(○_○)!!仕方なくいじめをさせられている人は子どもから大人まで沢山いると思う!また、みて見ぬふりをしている人の多いこと!いじめの本質は個人というより社会全体の体質だと思う(`□´)自分の弱さを隠す為に相手を攻撃することで自らを強くみせようとしていじめをして相手を攻撃し、暴力、自殺、殺人にまで発展してきたと思う(@_@;)本書は納得できる!2015/07/05

パフちゃん@かのん変更

87
まず、いじめ問題はどのクラスにも、どの子にも起こりうるという前提を認めることが大切。小泉改革以来、弱いものは自然淘汰されるという風潮がある。成果主義。学校現場にも数値目標が強要され、担任はいじめで困っていると言い出せない雰囲気がある。例の大津の学校は道徳教育の全国モデル校だった。いじめはなかったことにしたかったに違いない。クラスにいじめ問題が起これば校長の人事考課のマイナス評定に繋がる。今の教育制度は問題点だらけ。加害生徒は学校や家庭で大きなストレスを抱えている場合が多い。道徳強化や罰強化では解決しない。2014/06/23

zero1

54
自殺者まで出すいじめ問題に尾木ママが提言。約220ページの新書なのに内容は濃い。まず、いじめは人権問題。【自殺の練習】まであった2011年大津市でのいじめ自殺事件。学校や教育委員会の隠蔽工作が指摘された件で、彼は第三者委員会のメンバーとして呼ばれた。生徒から【隠蔽されないで】と声をかけられた。13年のいじめ防止対策推進法。いじめをどう解釈するかの変遷。機能しないスクールカウンセラー。教員の人事考査制度は排除の論理。道徳教育はいじめ撲滅できない。可児市や足立区の挑戦。いじめ傍観者を仲裁者に変えろ!2019/09/26

りー

29
尾木ママの正論はわかるけれどもそんなもの屁の足しにもならないとしか言いようがない。イジメの決定的な解決方法なんて単純で、イジメの初期の段階で被害者が加害者を二度と逆らえないように恐怖のどん底に叩き落とすしかないと僕は思っている。要するに膂力に訴えるだとか話し合ってどうにかするとかそういうことじゃなく、倫理を捨てても法に触れてでもいいからとことん相手を追い込むっていう意味だ。モラルの無い相手にモラルは通用しない、ならば毒を以て毒を制すのみ。理性的な判断や制度での解消を試みるには人間はまだ未熟過ぎるのだ。2015/11/04

壱萬参仟縁

27
いじめとは、人の生存権に対する重大な 侵害行為(ⅰ頁)。 憲法25条違反としてのいじめ。 学校、教委への不信感(ⅲ頁)。 それはODからしてもある。 昨日も書いたが出来レースの教採。 採用いじめといってもよい。 いじめを教委が隠蔽。 これは原子力ムラの体質と同じでは。 社会的信用をよく言うが、 それはご自身の隠蔽体質で 不信を生んでいることから 信用失墜が起きているのである。 雇われている教員と同じ事を 世間からは言われているのである。   2014/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7750791
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品