出版社内容情報
30年間,原発をつくらせない西瀬戸内海,祝島の人びと.海と山を慈しみ,伝統・文化,祭りを大切にする日常や,交通の要所としての歴史を綴りながら,週1回の女中心のデモなど,政府や電力会社の政策に抗いつづけた日々を,多様な肉声とともに描く渾身のルポ.未来への変革を構想し,実践する勇気とヒントを与えてくれる本です.
内容説明
三〇年間、原発をつくらせない西瀬戸内海、祝島の人びと。海と山を慈しみ、伝統、文化、祭りを大切に生きる暮らしが、そこにある。交通の要衝としての歴史も綴りながら、一一五〇回を超える週一回の女中心のデモなど、政府の政策や電力会社にあらがいつづけた日々を、多様な肉声とともに描く渾身のルポ。
目次
序章 原発ゼロの地
第1章 おばちゃんたちは、つづける
第2章 祝島 その歴史と風土
第3章 陸でたたかう
第4章 海でたたかう
第5章 田ノ浦と祝島沖の二〇一一年二月
第6章 東電の原発事故のあと
終章 未来へ
著者等紹介
山秋真[ヤマアキシン]
神奈川県出身。ノンフィクションライター。1992年から石川県珠洲市へ通いはじめる。1993年、日本大学芸術学部卒業。以降、原発計画にゆれる珠洲と、計画に関連する裁判の傍聴に通う。2003年の計画凍結後、社会学者の上野千鶴子氏の東大大学院ゼミへ通う(05‐09年)。現在は、上関町祝島へ通い、取材を続けている。著書に『ためされた地方自治―原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠玉市民の13年』(桂書房)があり、同書で平和・協同ジャーナリスト基金荒井なみ子賞(2007年)、松井やよりジャーナリスト賞を(2008年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
ロビン
団塊シニア
けんとまん1007
壱萬参仟縁