岩波新書<br> 教師が育つ条件

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教師が育つ条件

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  • サイズ 新書判/ページ数 197,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004313953
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C0237

出版社内容情報

社会の鏡である学校において,教師が問われるべき資質能力とは何か.いじめ問題や教師の問題行動発覚などに不安が巻き起こる今,求められるものとは何か.学校現場を育てるのは小手先の政策ではなく,教師集団であり子どもであり保護者であることを多くの声から紡ぎ出す.教育の本源をみつめる一冊.

内容説明

社会の鏡である学校において、教師が問われるべき資質・能力とは何か。いじめ問題や教師の問題行動の報道などに不安が巻き起こる今、求められるものとは。学校現場を育てるのは小手先の政策ではなく、教員集団であり、子ども自身であり、また保護者でもあることを多くの声から紡ぎ出す。教育の本源をみつめる一冊。

目次

第1章 いま、教師は(余裕のない教師;保護者との信頼関係 ほか)
第2章 教師の質とは何か(教師の「質」を解きほぐす;資質・能力の多様な側面 ほか)
第3章 教師をどう育てるか(生涯学習としての教師教育;教員養成を通じた育ち ほか)
第4章 教師が育つ環境(「出会い」に囲まれる;教師を支援する人々 ほか)
第5章 「評価の時代」にどう向き合うか(すべてが「評価」に収斂する時代;「評価」と「査定」 ほか)

著者等紹介

今津孝次郎[イマズコウジロウ]
1946年、徳島県生まれ。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士課程満期退学、博士(教育学、名古屋大学)三重大学教育学部助教授、名古屋大学教育学部助教授、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授、名古屋大学教育学部附属中・高等学校長を歴任。現在、名古屋大学名誉教授。専攻、教育社会学、学校臨床社会学、発達社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リキヨシオ

26
生徒を成長させるという結果を求められる特殊性の高い教員という仕事。しかし最近の教員の多忙化による勤務超過と様々な方向からのストレスにより余裕にない教員が増えて、生徒と向き合うという本来の姿ではなくなっている。最近、教職員を削減させるというニュースを見た…周辺の、教職員に望むハードルが高くなり、教職員の労働環境の悪化、マイナス査定に怯える教員の増加、教職員を囲う環境がどんどん厳しくなっている気がする。「いい教員」とは子供が好きではなく、どんな子供でも意思疎通をはかりどんな子供でも理解を示す事。2015/12/27

Gatsby

14
教育の現場の課題をとてもよく理解して書かれた本だと思う。私も立場上、若手教員を育てる責任があるのだが、教師が育つことを阻害する環境について鋭く分析がなされている。特に関心を持ったのが、教員免許の更新制度の問題点と、教員評価のところ。教員評価は自分も取り組んでいるけれど、書かれているとおり、教員の成長とか育成につながる制度になっているかどうかがポイントだと思う。そういう点では、この本で指摘されているとおり、「評価」と「査定」は別物であることを認識し、二つをきっちりとわけて考えるシステムが必要だろう。2012/12/14

壱萬参仟縁

12
教員のストレス。多忙化。学級崩壊。後を絶たぬいじめ・・・。人が育つのに受難の時代。著者の信頼の定義は、相手の考え、行動を全て把握していないが、一部の情報で行動を見通す(15頁)。なかなか築けない関係である。著者が重視するのは、教師が育つ道筋の具体化である(29頁)。現場は少子化の影響で、もっと個別化、きめの細かい指導ができそうなものだが、長年の慣習が影を落とし、文書や雑務、多忙過ぎて子供に向き合えないという。休職や退職していく教師も出る。教師同士が支え合う仕組みがない。その点、市民大学院は充実している。2013/05/25

生ハム

7
教師が育つ条件教師は学生の内になるものではなく、現場で子どもや先輩の先生と交流しながら成長し「教師」となるもの、と強く実感させられた一冊。教師の「力」として、 「資質」と「能力」とで分類していました。 能力は研修とか日々の実践で比較的後天的に高めることが出来そう。 資質は、もっと本質的で、「技能」を適切に用いることが出来るか、ということ。 勉強したことを現場できちんと生かせることが出来るのか、ということ。 自分と肌が合わない子どもにも、遜色ない情熱を持って接することが出来るのかと言うこと。2013/01/13

ぼのまり

5
教員育成について、教育現場に長いこと携わった方が書いた本。教員のおかれる労働環境は年々悪化しており、日々の雑務に追われ、本来教師に求められる能力開発の時間が取れないという悲鳴は新聞等でもよく述べられていることであり、著者がどのような視点で捉えているかが興味の的だった。教員、教育のサイドではなく、全く別の視点でこの問題への解決提案ができそうであるが、そんな得体の知れないものを保護者は受け入れるはずもない。小さい範囲から少しずつ拡げていくしかないのかもしれないな。2013/07/27

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