岩波新書<br> 語感トレーニング―日本語のセンスをみがく55題

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岩波新書
語感トレーニング―日本語のセンスをみがく55題

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  • サイズ 新書判/ページ数 193p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004313052
  • NDC分類 810
  • Cコード C0281

出版社内容情報

日本語をもっと使いこなそう!
「正確」なだけでは物足りない。「快調」「好調」「順調」もっとも調子がいいのはどれ?「過日」「先日」「この間」どう使い分ける?Q&Aで楽しく読める。「伝えたい思い」を「適切なことば」で届けるためのヒント。

中村明著「日本語 語感の辞典」もどうぞ

内容説明

日本語をもっと使いこなそう!「快調」「好調」「順調」、もっとも調子がいいのはどれ?「過日」「先日」「この間」、どう使い分ける?誰もが思いあたる、「些細」だけれど「瑣末」ではない日本語の感触の違いを、語感研究の第一人者が解説する。Q&A形式で楽しく読める、“伝えたい思い”を“適切なことば”で送り届けるための55のヒント。

目次

第1部 言った“人”はどんな人?―「ピザ」と「ピッツァ」の違いとは(表現主体の陰翳)
第2部 言われた“もの”はどんなもの?―「紅顔」と「赤ら顔」、思い浮かべる顔は(表現対象の履歴)
第3部 “ことば”のにおいを感じるために―「ニホン、チャチャチャ」となぜ言わないか(使用言語の体臭)
結び 日本語の語感を考える―“体系”づくりの試み

著者等紹介

中村明[ナカムラアキラ]
1935年山形県鶴岡市生まれ。1964年早稲田大学大学院修了。現在、早稲田大学名誉教授。専攻、文体論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

24
一言で言うと日本語に「慣れる」ための本。従って毒にも薬にもならない (こういった類の本が毒になることはないと思うが)。言葉と言葉の間の微妙な差異を説明していて、各章の始まりには簡単な問題も付されているのだが、大半は日常生活で養われる日本語能力の範囲内であるため、大した勉強にはならないと思う。短時間で簡単に読めてしまうので、自分の言語感覚の正しさを気軽に確認出来るくらいだろうか。2014/12/25

ちゃちゃ

18
なんだか国語のテストみたいで楽しかったなり。日本語って繊細で豊かで楽しい。小学校で英語を教える云々よりも、もっと日本語を大切にしてほしいと思うなり・・・。2011/07/16

スリーピージーン

16
子供のとき、「うんち」と「うんこ」はどっちがどうだという話をさんざん友達としたおぼえがある。どっちが汚いか、どっちが固いかということだったように思う。私は無意識に子供の頃でさえも、言葉の語感について区別して使い分けていたように思う。時代によって、性別によって、話す(または読む)相手によって、使う言葉を選ぶ。それはその人の個性とか品性と強くかかわりがあると思う。言葉が汚い人、デリカシーのない言葉づかいをする人はそれは即ち語感が鈍い人なのではないかと思った。(続く)2015/01/02

入江

14
絶妙なことばの問題集、というかウンチク盛りだくさんの新書。大人の問題集って感じです。岩波新書ってこういうのもあるんですね。2021/12/11

Kikuyo

12
「伝えたい意味合いを正確に表し、それをこんな感触で相手に送り届けたいという、自分の気持ちにぴたりと合う、もっとも適切な表現を人はめざす」休憩と休息はどう違うのか?「自分の妻」を表す語を思い付く限りあげてください、など、言葉に関して細かいことまでは以外に知らないことが頻出。単に誤りを含んでいないだけでなく使い分けや感じの違いなど、日本語の多様さを実感。2016/02/28

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