内容説明
舞台はいよいよ飛鳥へ。歴代王宮がこの地に営まれた七世紀、中国大陸・朝鮮半島の動乱に翻弄されつつも、倭国はいくつもの改革を断行し、中央集権国家「日本」へと変貌を遂げていった。推古即位の背景から大化改新、白村江の戦い、壬申の乱、そして大宝律令成立前夜まで。考古学の成果も視野に、激動の時代の実像を最新の知見で描く。
目次
はじめに―七世紀史をどうとらえるか
第1章 飛鳥の王法と仏法
第2章 大化改新
第3章 近江令の時代
第4章 律令体制の確立
おわりに―ハニフのサトから
著者等紹介
吉川真司[ヨシカワシンジ]
1960年奈良県生まれ。1989年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、京都大学教授。専攻、日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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