内容説明
日本の寺は、いまや死にかけている。形骸化した葬儀・法事のあり方を改めるだけでなく、さまざまな「苦」を抱えて生きる人々を支える拠点となるべきではないか。「いのち」と向き合って幅広い社会活動や文化行事を重ね、地域の高齢者福祉の場づくりにも努めてきた僧侶が、その実践を語り、コンビニの倍、八万余もある寺の変革を訴える。
目次
プロローグ―世界は「苦」に満ちている
第1章 寺は死にかけている
第2章 なぜ仏教の危機なのか
第3章 苦界放浪―いのちの現場へ
第4章 寺よ、変われ
第5章 葬儀が変われば、寺は変わる
エピローグ―寺が変われば社会は変わる
著者等紹介
高橋卓志[タカハシタクシ]
1948年、長野県に生まれる。龍谷大学文学部卒、同大学院東洋史学科中退。海清寺(兵庫県西宮市)専門道場で禅修行の後、76年、神宮寺(臨済宗、長野県松本市)副住職、90年、住職。現在、長野県NPOセンター代表、ケアタウン浅間温泉代表理事、龍谷大学社会学部客員教授、東京大学大学院講師なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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