岩波新書<br> 名誉毀損―表現の自由をめぐる攻防

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名誉毀損―表現の自由をめぐる攻防

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  • サイズ 新書判/ページ数 233,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004311867
  • NDC分類 326.25
  • Cコード C0232

内容説明

名誉権と表現の自由は時として衝突する。そのせめぎあいをどう調整したらよいのか。インターネット上の誹謗中傷や、損害賠償の高額化といった新たな問題をどのように考えるのか。七つの事件をたどりながら、名誉毀損をめぐる法的な枠組みを分かりやすく解説。表現の自由が危機にあるという問題意識から、今後の裁判のあり方を考察する。

目次

第1章 名誉毀損とは何だろうか
第2章 表現の自由をめぐる攻防(現職の総理が小出版社を訴えた―森喜朗首相対雑誌『噂の真相』事件;意見が名誉を毀損したら―長崎教師批判ビラ事件;ネット上の中傷をどうするか―動物病院対2ちゃんねる事件)
第3章 判例の枠組み―「相当性」の基準とは何か(事実を真実と信じたことに「相当の理由」があればよい―「署名狂やら殺人前科」事件;刑事事件でも「相当性」の基準が使われる―『夕刊和歌山時事』事件)
第4章 名誉毀損の救済手段とは(事前差止めはどんなときに認められるか―『北方ジャーナル』事件;損害賠償が高額化する―女優X氏対『女性自身』事件)
終章 名誉毀損裁判のこれから

著者等紹介

山田隆司[ヤマダリュウジ]
1962年生まれ。2008年大阪大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、読売新聞大阪本社記者。専攻は憲法、メディア法。所属学会:日本公法学会、日本マス・コミュニケーション学会、全国憲法研究会、関西憲法判例研究会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

219
名誉毀損って確かに難しい概念だし、裁判でも問題になる場面が多く比較的記事の差し止めなど一般的にニュースになる話題。法学を学んだものとしては復習できた一冊。2021/01/16

寝落ち6段

15
仮令、それが虚偽だろうが事実だろうが、名誉毀損が成立する。だが、この名誉毀損というは、何を基準にするのかが難しい。社会的評価はどのように判断するんだろう、名誉に対する損害賠償とはどのように決められるのだろう、様々な疑問がよぎる。これまでの名誉毀損裁判を実例に、歴史を辿る。納得できることもあれば、まだ不備もある。近年では、不特定多数のインターネットによる誹謗中傷、流言飛語もある。どう司法は対応するのだろう。著者がメディアの人間なので、メディア寄りの立場にあるのは仕方ない。2024/02/21

新橋九段

3
名誉毀損のあれこれについて、かなりわかりやすくまとめてある。本書はかなりメディアに同情的だけど、市民の立場からすると仕方がないんじゃないという気もしなくはない。2018/06/09

qrqrqr

2
その事実が真実と認めるに値する「相当性」の基準が曖昧という事に裁判の難しさを感じた。 現実性の悪意 これを明確に判断出来るように司法の場が活性化していく事を望む。2018/03/03

Yuki_N

2
名誉毀損に関して法律的な観点から具体的な判例を取り上げて解説している。アメリカで判例法理として導入されている現実的悪意の法理を公人に対する名誉毀損では導入し公人に対する表現の自由を保護すべきという論調。賠償の高額化は司法に対する圧力説があったが、これが実証できたらおもしろいもののなかなか難しそう2016/09/05

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