出版社内容情報
オバマ大統領でも変えがたいもの。それはアメリカ政界を巣食う金権体質だ。カネの亡者と化したロビイスト、利益誘導に狂奔する政治家、利得追求が第一の献金者。アメリカの政治は万事カネで動く。民主主義を蝕むマネー政治の実態を、丹念な現場取材により報告する。臨場感あふれる迫真のドキュメント。
内容説明
オバマでも変えがたいもの。それはアメリカ政界にはびこる金権体質だ。カネの亡者と化したロビイスト、資金集めに血眼の政治家、利得追求が第一の献金者。ワシントンでは、カネこそがものを言う。「われらの政治を見習え」。世界の範を自認する、この国の内実とは?民主主義を蝕むマネー政治の実態を、丹念な現場取材により報告する。
目次
プロローグ オバマ大統領誕生でも変わらぬもの
第1章 ロビイスト・スキャンダル(無報酬のわな;「カネのにおいがしないのか?」;癒着の構造;ゲームの終わり;肥大化するロビイスト産業)
第2章 アメリカ政治はなぜ金権化するのか(利益相反なんのその;「献金は請願の手段」;進化する献金システム;かすむ公営選挙論)
第3章 利益誘導が仕事?(イヤマークだらけ;資金還流;疑惑の予算;変わらぬ無駄遣い体質;「つかみ金」で票を買う)
第4章 改革に向けて(政治家にのしかかる現実;イヤマークと憲法論議;破綻企業がロビー活動;番犬たちの努力;情報公開の重要性)
エピローグ
著者等紹介
軽部謙介[カルベケンスケ]
1955年東京都生まれ、1979年早稲田大学卒業、時事通信社入社。社会部、福岡支社、那覇支局、経済部、ワシントン特派員、経済部次長、ワシントン支局長などを経て、現在ニューヨーク総局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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