内容説明
器ひとつにドラマあり。ヨーロッパの代表的なやきものの魅力を、背景となる歴史や生活文化とともに楽しむ。古代ギリシア饗宴の器、煌めくスペインのラスター彩陶器、イタリア・ルネサンスのマヨリカ陶器、オランダやフランスの色鮮やかな花器や食器、マイセンやセーヴルの華麗な磁器、新時代を画したウェッジウッドなどをめぐる物語。
目次
第1部 古代・中世(神々の器―古代ギリシアの陶器;夫婦円満―古代エトルリアの陶棺;騎士たちのジャグ―イギリスの中世陶器;イスラムの煌き―スペインのイスパノ・モスレク陶器)
第2部 ルネサンス(ルネサンス美人―イタリアのラスター彩陶器;イストリアートの皿―イタリアのマヨリカ陶器;グロッタの器―フランスの彩釉陶器;鬚徳利異聞―ドイツの塩釉〓器(せっき)
アウグスト少年の宝物―ドイツのタイル・ストーブ)
第3部 17・18世紀(国王万歳―イギリスのスリップウェア;バブルの果て―オランダのデルフト陶器;食の国の白い器―フランスのファイアンス;錬金術師の磁器―マイセンの白磁;磁器の動物園―マイセンの磁器彫刻;香で萠船―フランスのセーヴル磁器;エトルリアの人―ウエッジウッドのジャスパーウェア
著者等紹介
大平雅巳[オオヒラマサミ]
1953年東京生まれ、西洋陶磁史家。1976年早稲田大学第一文学部美術史学専攻卒業。長年、美術専門の編集者として陶磁器・考古学関係の書籍編集にたずさわるかたわら、ヨーロッパ陶磁史を専門に研究し、執筆・講演活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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