内容説明
政府の「教育再生」改革では、学校教育は崩壊するのではないか。強く危機感を抱く学者ら六名が、全国一斉学力テスト、教員免許更新制、寛容なき厳罰主義、学校選択制、心の支配の強化など、一連の改革の問題点を検証。学校を真に立て直す道を共同で提案する。編者の他に、尾木直樹、喜多明人、佐藤学、中川明、西原博史の各氏が執筆。
目次
1 教育改革は、いま
2 学校教育はどう変えられようとしているのか(全国一斉学力テスト―学力をつけるためなのか;教師に対する管理と統制―何をもたらしているか;寛容なき厳罰主義“ゼロ・トレランス”―子どもが育つ環境なのか;学校選択制―格差社会か共生社会か;心の支配―子どもに何が起きるのか)
3 提言・私たちが求める教育改革とは
著者等紹介
藤田英典[フジタヒデノリ]
1944年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。スタンフォード大学教育系大学院修了(Ph.D.)。専攻は教育社会学。現在、国際基督教大学教授。日本学術会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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