岩波新書<br> 自衛隊―変容のゆくえ

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岩波新書
自衛隊―変容のゆくえ

  • 前田 哲男【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 岩波書店(2007/07発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310822
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0231

内容説明

二〇〇七年一月、防衛省が誕生し、同時に自衛隊の海外活動が「本来任務」へと格上げされた。米軍再編の進行は、自衛隊を米軍とともに「戦う軍隊」へと導き、もはや専守防衛の原則は捨て去られようとしている。戦地での米軍支援活動や激化する訓練など、急速な変容の実態と軌跡を浮き彫りにし、軍事依存から脱した安全保障政策を構想する。

目次

序章 「防衛省」発足が意味するもの
第1章 転換期を迎える自衛隊―冷戦の岐路と変容(冷戦終結後の国際安全保障環境―ベルリンの壁、ソ連崩壊、冷戦終結;日米関係の変質と自衛隊)
第2章 海を渡った自衛隊(海外で自衛隊は何をしてきたか;戦地に派遣された自衛隊―イラクで何をしてきたか)
第3章 戦う軍隊へ―捨て去られる「専守防衛」(戦う軍隊への改編;戦争を想定した訓練の実態;戦力としての自衛隊;米軍再編と自衛隊)
第4章 自衛隊のゆくえ(誰のための自衛隊か;真の平和を求めて)

著者等紹介

前田哲男[マエダテツオ]
1938年福岡県生まれ。長崎放送記者を経て、71年よりフリーの文筆活動を始める。95年から2005年まで東京国際大学国際関係学部教授を務め、現在、軍事ジャーナリスト、沖縄大学客員教授。専門、軍事・安全保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

400
今朝の新聞報道で、自民党国防部会と安全保障調査会が「敵基地攻撃能力保有」の提言案をまとめたとあった。2007年の改正防衛2法が国会で慎重に審議されることなく、易々と成立したごとく、敵基地攻撃も法制化されるのではないか。これで、これまで建前としてだけでもあった「専守防衛」といった4基本姿勢までをもかなぐり捨てることになる。そして、こうした発想の行きつく先は「攻撃は最大の防御」というものであり、すなわちアメリカがイラクで行った(もちろん、それ以前にも)先制攻撃を日本もまた選択肢に入れるということに他ならない。2020/08/01

藤月はな(灯れ松明の火)

8
現代、日本史で自衛隊が成り立つまでの過程を学んでおり、海上保安官による情報漏えいのニュースが報道されるまで日本人の国防や領土に対する意識がどれほど低かったのか明らかになってしまったことがきっかけでこの本を読みました。朝鮮戦争で防衛機関が創られ、元々、自衛のための機関として定義されたにも関わらず、PKO法などを盾にアメリカなどの大国の思惑によって戦場に行くと言わなければならなくなったジレンマに日本の自衛隊が昔の軍隊に退化しているような考えを抱きました。この問題はよく、理解しなければならないと思いました。2010/11/15

おらひらお

3
2007年初版。近年の自衛隊の行動範囲拡張をめぐる議論をまとめたもの。空母は以前、自衛のための必要最小限度をこえるので専守防衛の自衛隊とは無縁との認識であったことなどの新しい知識を得ることができました。ただ、将来、著者の理想とする自衛隊にはならないのではと感じます。あと、中国と北朝鮮に対する認識が少し甘いような気もします・・・。注文をつけるならば、現憲法下の自衛隊だけでなく、戦前の軍との絡みもあれば、よかったかな。2012/02/18

しゅんどーん

1
当時の岸首相の「海外派兵はしない」国会答弁から、海外派遣が一般的な任務となった現在に至るまでの、自衛隊組織の変革と政治外交の経緯を丹念に紐解く。自衛隊が米軍の「便利屋」「第五の軍隊」となっている現状を批判し、日米同盟による「威嚇と対立の安全保障」から、ヨーロッパ型の「共通の安全保障」への転換を訴える。2021/08/24

-

1
丁寧に事実関係を拾っている。政府が拡大解釈で軍事判断を進めることは控えるべき。2020/02/04

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