内容説明
古代、中華文化の形成期に主役を演じたのは、周辺から入ってきた異民族の人々であった。以来、中華文化が多民族的性格をもって継承されていったため、中国は一貫して多民族国家であった。現在五五の少数民族が存在しているが、そこにはどのような問題があるのか、そしてその解決策は?伝統と開発、宗教、国際関係等から多面的に分析する。
目次
第1章 「中華」と異民族
第2章 漢民族国家という幻想
第3章 「少数民族」の空間
第4章 民族の宗教、宗教の民族
第5章 国際政治のはざまで
第6章 開発と伝統
第7章 多民族国家の課題
著者等紹介
王柯[オウカ]
1956年中国に生まれる。1994年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専攻は中国近現代史。神戸大学国際文化学部教授。著書に『東トルキスタン共和国研究』(東京大学出版会)(サントリー学芸賞受賞)ほか
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