岩波新書
日本の「構造改革」 - いま、どう変えるべきか

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004308669
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

真に自由・透明・公正な経済構造を実現し,景気回復を促進させるための「改革」とは,どのようなものか.政府の掲げる「構造改革」を根本から批判し,英国の「第三の道」に学びつつ説く,グローバル化時代の日本の進路.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

36
2003年に出版された本。経済政策に関しては、このころから手を打っておけばよかったのに・・・というあきらめに似た気持ちしかない。著者が指摘するとおり、既存の経済学で対処できない状態が常態化してしまった結果が今の日本。ある程度以上抜き差しならなくなってしまっているのは、認めざるを得ない。2015/06/07

tolucky1962

5
ポスト工業に適応できない日本。小さな政府:市場主義,自己責任。大きな政府:政府介入で民主自由公正。米は不正金融に厳罰も日本は不徹底。高度長期妄想からポピュリズム。低市場制御性の日本に政策効かず小泉財政政策,規制緩和,インフレターゲットも金は市場に流れず歳出削減で長期景気停滞。未成熟民主主義,情報隠蔽で痛み偏在・格差拡大。製造業から低賃金サービス業で個人消費低迷。米国化より自由・透明・公正こそ構造改革。通信,鉄道,郵政民営化,大学法人化。基礎・人文・芸術軽視の実学偏重がポスト工業化社会移行を妨げた。2025/03/02

渡邊拓視

0
かなり古い本だが、この時代からITによる生産性の向上や新自由主義的金融批判が指摘されていて面白かった。2016/11/04

壱萬参仟縁

0
小泉内閣時代に書かれているが、格差社会が深刻化しつつあったときの本。排除されるもののいない社会、という指摘は、今も必要な考え方であろう。2012/04/09

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