出版社内容情報
古代人はなぜ神を考えだしたのか.また,なぜその場所を原というのか―このような素朴な疑問から出発して,時代背景,言葉の特徴,日本書紀との違いなど,読み解くための基礎知識を提供し,一つの読み方を試みる.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ohashi
6
『古事記』は力強い再生の物語であると私は読んでいて、その力強さについてもっと知りたい、そして、その力強さを自分の血肉にしたいと思って、『古事記』関係のほんをよんでいる。その一冊。原典を読む手引きになる。力強い物語に向き合うには、力強い読みが必要。2014/03/13
sipsee14
3
古事記の成立時期、日本が律令国家として近代化を目指し始めた時期を古代の神話的呪術的権威と近代的な政治的権威の扱われ方という点で古事記と日本書紀の語り方を対比させる読み方が面白く、日本書紀も読んでみたくなる。第二部は連載ものらしく短いエッセイだが図鑑のようなわかりやすい紹介ではなくかなり入り込んでいるので、あまり知らない神については読んでもいまいちわからない。2021/05/29
なぎ
3
幼少のころに 絵本で読んだだけでしたが日本の 成り立ちを 改めて知りました初代SF. みたいな 感覚でした2011/05/26
Gen Kato
2
古事記の読み解き一解釈と、著者の個人的経験が合わせて綴られています。評論とエッセイの混淆。2014/10/11
悸村成一
1
読了102冊め。国事行為を委任しない(日本国憲法 第4条)。李成一。2021/11/12