岩波新書
飛鳥―歴史と風土を歩く

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004308508
  • NDC分類 210.33
  • Cコード C0221

出版社内容情報

律令国家の成立へと向かう7世紀日本.その主要な舞台こそ飛鳥だった.今は田園風景の中に,宮殿址や古墳,巨大な石造物が点在する-そんな飛鳥の景観を愛し,歴史に想いをはせる人々のための,学術成果を生かした案内書.

内容説明

新宗教・仏教の受容、相次ぐ激しい権力闘争を経て、律令国家の成立へと向かう七世紀日本。その変貌の主要な舞台こそ飛鳥だった。今はのどかな田園風景の中に、古代の宮殿跡や古墳、また謎を秘めた数々の巨大な石造物が点在する―そんな飛鳥の景観を愛し、歴史に想いをはせる人びとのための、古代史の研究成果を充分に踏まえた案内書。

目次

第1章 飛鳥を開いた人々
第2章 蘇我氏の登場
第3章 飛鳥の春秋―推古朝から蘇我氏の滅亡へ
第4章 斉明朝の飛鳥―「興事を好みたまふ」女帝
第5章 飛鳥浄御原宮の歳月―律令制国家の成立へ
第6章 故郷“飛鳥”

著者等紹介

和田萃[ワダアツム]
1944年中国東北部(旧満州)に生まれる。1972年京都大学大学院博士課程修了。京都大学博士(文学)。専攻、日本古代史。現在、京都教育大学教授、奈良県立橿原考古学研究所指導研究員、「ヤママユ」同人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

38
図書館本。「アスカ」とは、韓国語では「安住の宿(正確にはアンスク)」という意味だと何かで読んだ記憶がある。ナラは韓国語で「国」の意味であり、古代奈良盆地は朝鮮半島からの渡来人でいっぱいだったのだろう。その土地にナラという外国語を付けたのだから、国主(天皇)は渡来人だったかもしれない(飛鳥の主要言語は古代韓国語、特に百済語だったという説があるくらいだ)。というようなわけで飛鳥には昔から深い興味があった。といったことは書かれていないが、飛鳥という古代首都の成り立ちや変遷、史跡等がよくわかる一冊。2018/06/13

yamahiko

18
飛鳥に対する漠然としたイメージが頁を繰る毎に明確な像を結ぶ。本書を手にゆっくり時間をかけ飛鳥を巡ってみたいと思わせる良書でした。2018/03/22

路地裏のオヤジ

8
最近、飛鳥を愛する人の飛鳥の歴史と見所を紹介本!2019/02/26

寝落ち6段

6
たくさん地名が出てくるので、そういうのが好きな人は明日香周辺の地図を見ながらの方がいい。飛鳥の人々はどこからきて、どうなっていったのか。発掘調査の結果と文献記録を照合し、「こうなっていたんだなあ」とロマンに浸れる。小学生時代の修学旅行で行った思い出が蘇る。2016/12/17

キアヌ安倍

5
俯瞰的に書かれた飛鳥の歴史と、遺跡の説明実にわかりやすかったです。数カ所実際に行ってみましたがとても参考になりました。2017/04/19

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