出版社内容情報
大学での数学力調査により,多くの学生が小中学校レベルの問題さえできないことが実証された.日本の大学生はアジアでも最低レベルになってしまった.そして来年には授業時間はさらに減るのだが….教育問題を論じる上で必読の書.
内容説明
学力崩壊の実態とは?三年間にわたる各大学での数学力調査によって、多数の学生が小中学校レベルの問題にさえまともに答えられないことが実証された。「ゆとり教育」の結果、日本の大学生はアジアでも最低レベルになってしまった。そして新学習指導要領で小中学校の授業時間はさらに大幅に減ることになる。教育問題を論じる上で必読の書。
目次
第1章 私立文科系学生の数学力―一九九八年の調査から
第2章 国立大学の文科系は大丈夫か
第3章 国公立大学文科系と私立大学文科系―一九九九年の調査から
第4章 理工系学部での数学力調査―二〇〇〇年の調査から
第5章 数学力の国際比較―三年間の調査から
第6章 大学院生の数学力
第7章 教員養成系学部の学力調査
第8章 学部全体で学力調査を実施した大学
第9章 何が学力低下をもたらしたか
著者等紹介
戸瀬信之[トセノブユキ]
1959年富山県に生まれる。1983年東京大学理学部卒業、1988年東京大学理学博士取得。現在、慶応義塾大学経済学部教授。専攻は代数解析学
西村和雄[ニシムラカズオ]
1946年北海道に生まれる。1970年東京大学農学部卒業、1977年ロチェスター大学Ph.D.取得。現在、京都大学経済研究所教授。専攻は複雑系経済学
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