出版社内容情報
処分場が満杯,野積みされる産業廃棄物,焼却炉でのダイオキシン発生,環境ホルモン物質の拡散.いま日本は「ゴミ破局」ともいえる事態にある.しかし,一方で容器リサイクルや乾電池の非水銀化などの対策も進んでいる.ゴミに由来する有害化学物質の現状は.それらをコントロールする方策は.さらに社会システムはどうあるべきか.
内容説明
処分場が満杯、野積みされる産業廃棄物、焼却炉でのダイオキシン発生、環境ホルモン物質の拡散。いま日本は「ゴミ破局」ともいえる事態にある。しかし、一方で容器リサイクルや乾電池の非水銀化などの対策も進んでいる。ゴミに由来する有害化学物質の現状は。それらをコントロールする方策は。さらに社会システムはどうあるべきか。
目次
1 ゴミのゆくえ
2 有害性の考え方
3 燃焼過程のダイオキシン問題
4 環境ホルモンと残留性有機汚染物質
5 廃自動車とシュレッダーダスト
6 クリーン・サイクル・コントロール戦略
著者等紹介
酒井伸一[サカイシンイチ]
1955年生まれ。1984年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。現在、京都大学環境保全センター助教授、工学博士。専攻は環境システム工学、廃棄物リサイクル論
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感想・レビュー
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Naota_t
4
#2073/★3.1/全体的にかなり論文寄りで、著者の意見は少なめ。データの羅列が多い印象だったため、読み進めるのに若干苦労した。中でも自動車素材とシュレッダーダストの項目は身近なため、ゴミについて考えるきっかけになった。捨てることまで考えた上で自動車を購入する人は稀だろう。その場合、シュレッダー段階の廃棄物量を減らすこと、素材リサイクルの促進を念頭に置いて、回収・再利用をはかる必要がある。中でも発生抑止が最も重要だ。基本的なことだが無駄なものを買わない・生産しないことがゴミの削減につながると気付いた。2024/02/22
言いたい放題
0
斜め読み2023/05/21