出版社内容情報
赤字財政をどう立て直すか.「財政構造改革法」と政府の緊縮路線に高齢社会を託せるのか.財政破綻の背景や米国の改革などを取材してきた記者が,政策の限界を指摘し,生活者本位の経済社会への転換を促す.
内容説明
財政赤字に悩む先進国では「福祉国家」の見直しが進んでいる。「財政構造改革法」を成立させた日本も例外ではないが、高齢社会への対応は充分なものか。第一線の経済記者が、豊富な現場取材をもとに、政策の限界と背景を指摘し、米国の財政改革なども参考にしつつ、公共事業偏重型から生活者本位の経済社会への変革を提案する。
目次
第1章 「財政構造改革法」の成立と限界
第2章 破綻した旧システム
第3章 試練に立つ国家財政
第4章 新たなシステムへの構想
第5章 未来への財政改革論